私は夜になって気分がネガティヴになってきたり、夜中に不眠症から気持ちに理性が外れてどうも衝動的になると、ある思いに悩まされてきました。
それは現代社会で一般的な成功観である、地位やお金や名誉の競争による勝ち組負け組理論にです。
しかし私は本「実践 幸福学 科学はいかに「幸せ」を証明するか 友原章典」 で、認知行動療法第三世代と言われる新しい心理学の療法ACTを知り学びました。
するとすごく気持ちが楽になり未熟な自分でも自己受容ができて、自分の生き方にある程度はかなり肯定的になれました。
ACT療法の具体的な内容は、これまでの認知行動療法は、自分の考え方の歪んだ捉え方の癖を修正するあり方でした。
1しかしACTは不完全なありのままの自分自身や自己のネガティヴで良くない感情もそのまま受け入れます。(Acceptance 受容する。)そのあり方はマインドフルネスにも通じます。
2 そしてその自分の問題や課題である感情を解決するために、感情を客観的に捉え直します。そして過去や未来ではなく「今」に着目していき、問題解決を目指す行動を起こしていきます。
3そして自分自身にとっての重要な価値観やあり方を見い出して、それに沿った基準で考えてその方向性で進んでいく。(Comitment 行動する。)
という内容です。
私はこの学びにより敗北感や未熟な自分をなかなか受け入れられず自己嫌悪に悩まされていましたが、マイナス面を含んだありのままの自分をかなり受け入れられました。
また仕事や収入の課題などの解決に行動を起こす改善をしていきます。
そして、一般的な社会的地位やお金や名誉の多寡による人生の成功、失敗を測る価値観にあまり左右されずに、そこからかなり解放されました。
そしてもっと自分自身にとって最も大切な価値観である、志や社会や人への貢献で見て測っていきたいと思うと、何かすごく生きやすくなりました。
私はACTは価値観が多様化しつつある、現代に合った療法と思います。
ACT療法の解説はこちらにあります。