「桜の花を見ると、亡き母のことを思い出すとよ~」友人が私にそう、呟いた青春の日。
若くして母を亡くした友人の心の寂しさを知った私は、ただ頷くばかりでした。
その日からなんとなく漠然と、私の命の終わりの日を、もし選べるなら「春」がいいなぁ~
そう思うようになったのです。桜が咲いたら思い出してくれそうだからです。
忘れ去られるより、しっかり覚えていてほしい・・・・・。
先日、図書館で本を探していたら

元気な時に辞世の句を

という本を見てふ~ん、そうかな?と手にしてパラパラ流し読みしました。
元気な時に辞世の句なんて、詠めるかなぁ~

