

3月3日はひな祭り。
今年はひな人形を飾ろうか少し迷っていました。
年に一度のことなので飾った方がいいわよという友人の言葉に、頑張って飾ることにしました。
出窓に赤い毛氈を敷き、金の屏風と雪洞とお道具セットを揃えて、お内裏様とお雛様を並べました。

雪洞に明かりを灯してひな人形を見ていたら、娘が生まれた日のことやこれまでのひな祭りのお祝いをしてきた日のことが走馬燈のように浮かんでは消えていきました。
念願の女の子が生まれ、飛び上がりたいほど嬉しかった。今はお腹の赤ちゃんがどちらか判るようになりましたが、当時はまだ判らなくて、男の子?いえきっと女の子よなんて想像する楽しみもありました。
母乳を飲む赤ちゃんの顔は、驚くほど夫にそっくりで苦笑してしまいました。それこそ何というか不思議のひとことですね。
もうすぐ娘は彼のお仕事の関係で関西に引っ越していきますが、今、初めてお嫁に行ったような気持ちです。
心のどこかで海外でなくて良かったとほっとする私がいます。