毎週日曜の楽しみとなった
「ゲゲゲの鬼太郎(第5期)」
今回のお話のキーパーソンは鬼太郎の仲間である「一反木綿(一反もめん)」です。
母が出産のために入院している綾という少女と偶然知り合った一反もめんが綾を狙う妖怪
海座頭
と、その配下にいる
船幽霊
から綾を守ろうと奮闘する姿は微笑ましくもありまた格好良かったです。
他方で綾を追いつめる船幽霊と逃げまどう綾の描写がホラー的にかなり優れていて「視聴者から(怖すぎると)苦情がこやしないか」と思ったりもしました。
終盤、船幽霊に柄杓の水を掛けられふにゃふにゃになった一反もめんがコインランドリーの乾燥機で復活を果たすまでの描写もなかなか良かったです(一反もめんの口振りからして過去に乾燥機に放り込まれた経験もあったようですが、何故そんな事になったのとか、お金はどうしたのかという野暮なつっこみはなしでいきましょう)。
最後鬼太郎に琵琶をぶち壊され海座頭も改心し、綾や先にさらわれていた子ども達も無事だったのですが、綾の弟の名前を決める下りは結構笑わしてくれました。
事件も解決しこれで今日のお話も終わりに思えたのですが、最後の最後にとんでもない奴とその部下が登場し鳥肌か立ちました。第3期シリーズから悪の妖怪総大将として名を馳せた妖怪
ぬらりひょん
とその部下
朱の盆
です。(※あえて文字反転にしてあります)
オープニングでちらっと姿を見せることから、今シリーズでも登場は間違いないと思われていましたが、まさかあのタイミングで登場するとは思ってもおらず、衝撃でした。声も第3期と同じ青野武氏ということで二重に衝撃でした。
しかも、鬼太郎が活躍した事への腹立たしさとまずい酒を出されたことへの腹いせから
「料亭を爆破する」
というテロ行為(原作でも初登場時にいきなり爆破テロをやらかしてます)までやる悪党ぶりにぬらりひょんの今シリーズでの悪党ぶりにおおいに期待してしまいました。
ところで、次回のお話なんですが、気になるところが二つ。一つは次回の敵妖怪が、かなりマイナーな
沼御前(福島県に伝承の残る妖怪だそうです)
という点。もう一つは4月28日から公開される「実写版ゲゲゲの鬼太郎」のタイアップの為か映画で鬼太郎を演じている
ウエンツ瑛士
が出演するという点です。次回がどういう展開になるか、気になるところです。