1ヶ月以上遅れての11月の大洗あんこう祭のレポートになります。
前日に水戸で宿を取り、途中まで映画「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」(野球中継の遅れで120分遅れで放送となりなんとか見れた)を見ていたのですが、あんこう祭当日が大変ということで途中で就寝。
翌朝宿から荷物を宅配便で送り出し、朝食を済ませて大洗に出立。昨年のあんこう祭でコインロッカーの確保に失敗した事と帰りの行程が未定で水戸駅のコインロッカーが使うに使えなかったので荷物を宅配便で送ったのですが、結果としては成功でした。
当初勝田駅からひたちなか海浜鉄道経由で那珂湊まで出て、バスで大洗まで出ることも検討したのですが、水戸駅で券売機が思いの外空いていたので鹿島臨海鉄道で大洗入りする事に。当初空席もあって
あれ?なんか余裕?
と思っていたのですがこれが大間違いで実際には7時40分発の列車に20分も早く乗り込んだ為に空いていただけで出発直前にはそこそこのラッシュ並の混雑に。
何とか無事に大洗に到着後、徒歩で大洗を散策。
まだ朝早かったのですが結構な数の人が見受けられました。で真っ先に向かったのが
大洗シーサイドステーション
今年に入り旧大洗リゾートアウトレットの運営会社が撤退、経営権が地元の会社に移り11月にプレオープンしたばかりでした。旧リゾートアウトレットはガールズ&パンツァーにも度々登場したのですが、経営権の移譲と再オープンにあたって施設にかなり手が入りました。
かつて庭園があった場所はコンクリートで舗装され、ガルパン劇場版で登場した広場の噴水も撤去されてしまっていたのでした。
朝早かった事もありお店はほとんど開いておらず、そのまま大洗の町内に逆戻り。商店街の魚忠さん(ガルパン4話で登場したお店でもあります)であんこう汁を頂く事に。実は何年もあんこう祭には参加していたのにあんこう汁を食べた事がなかったので今年こそはという思いでした。
朝食を食べて数時間と経っていませんでしたが、温かいあんこう汁が大変美味しかったです。ガルパン声優陣によるトークショーなども時間がまだあったのでひたすら大洗の町中をぶらぶらして過ごしてました。今回、有志の方々により
・キューベルワーゲン
・フェレット装甲車
が町内に展示されていて、それも大変見応えがありました。
大洗の町中を散策しつつ、コスプレイヤーさん(ガルパンと関連作品に限りコスプレ可でした)を撮らせて頂くなどして時間を過ごしいよいよトークショーに。
既に大洗マリンタワー前は大混雑で近付けず、別会場のオーロラビジョンでトークショーを拝見。渕上舞さんら主要キャストの方々が
「歌」「探険」「おかわり」「対立」「阻止」
とガルパン最終章のキーワードを紹介して「また変な展開にならないだろうなぁ」と心配したのですがその後実際に第1話を観てキーワードの意味を理解して苦笑い。佐咲紗花さんによるガールズ&パンツァー最終章の主題歌「Grand symphony」を聞いて会場を後にしたのでした。
大洗港第4埠頭で開催のガルパンミニミニホビーショーで展示のグッズや実寸大戦車を観てテンションもアゲアゲに。
その後、大洗の商店街に戻ったあと、気になる場所を訪れる事に。
大洗カジキミュージアム
元銀行の支店の建物を改装したカジキに関する博物館で、ここのカジキ料理が格安な上に美味しいということで覗く事に。
カジキの身をカツレツにしてパンに挟んだ「カジキドッグ」が1ドリンクつき200円と格安な上に美味しくてたいへん得した気分でした。そしてこの博物館、銀行を改装したという事で展示室が「金庫室を改装」したもので珍しいものが見れたと大変満足でした。
今回、曲松商店街での歩行者天国で痛車の展示もあったのですが混雑緩和の為に例年より台数が減った上に痛車コンテストもなしに。そんな中で異彩を放っていたのが記事冒頭のドゥーチェ痛車でした。
ネットで話には聞いていたのですが、実物の痛車は大迫力で
もし今回痛車コンテストがあったら優勝間違いなしだったろうなぁ
と少し残念な思いでした。
大洗で午後まで過ごした後、撤収する事にしたのですが、帰りのルートで悩む羽目に。昨年の反省から鹿島臨海鉄道は大量増便(臨時列車と最大4輌という大編成での運行)だったのですが入場規制が入っていて
バスで那珂湊まで出てひたちなか海浜鉄道経由で帰ろう
という事に。ところがこれが思わぬ展開に。渋滞に巻き込まれて時間通りの運行が出来ず予定していた列車の時間に間に合わないのが確実になってしまったのです。
ため息をついて帰りの行程をどうするか悩んでいたら運転手さんから突然のアナウンス
皆さん、イベント参加ですか?実はこのバス、ガールズ&パンツァー劇場版で主人公たちが乗ったバスのモデルなんですよ
という話にびっくり。ガルパン劇場版で西住みほら主人公たちが学校の廃校が決まって一時待機場所に移動する際に乗っていたのが茨城交通のバスで、モデルになった車両があるのも知ってはいたのですが自分が実際に載っているバスがそれだとは思いもせず本当に驚きだったのです。
なんとか那珂湊駅に着いて勝田駅経由で水戸まで移動。
元々の予定では水戸から普通電車で東京まで戻り新幹線で地元に帰る予定だったのですが、水戸への到着が遅れた為に普通電車では帰宅が遅くなるのが確実で翌日の仕事を考えるとちょっと無理があるということで
立ち乗りでもいいので特急を使おう
と決断。数年前のダイヤ改正で常磐線の特急「ひたち」「ときわ」は全席指定席になっていて、一番早い「ときわ」は既に全席売り切れの扱い。座席未指定券で乗車は可能なものの、例え空席でも途中駅から乗車予定の人がいるのでその方が来れば席を立たないとならないので疲れた身体にはそこそこ厳しい選択ではありました。
が、土浦から座った席が結局人が来ないまま上野駅に到着。東京まで出たものの新幹線の乗り換え口でSuicaの自動券売機での精算が出来ず、窓口に列びなおすというこれまた少々面倒な事に。
それでもなんとか新幹線の乗車券を購入し無事帰郷となったのでした。
今回のあんこう祭、久々にお会い出来た方もいれば大変な混雑の中で結局すれ違いになったりした方もいたりと大変ではありましたが楽しい一日を過ごす事が出来ました。
ガルパン最終章への不安や予算の都合や年末のこともあり遠征を諦めようと思った事が一度や二度ではなかったのですが実際に参加出来た事で一時の感情で色々投げ出すような浅はかな事は考えるもんじゃないと反省する事に。
ガルパン最終章前にイベントレポをまとめる筈が12月に入って特に後半に仕事が多忙を極め結局こんな年の瀬までずれ込んでしまったのですが、最終章が期待以上のものだった事も加味すると大洗に行って正解でした。
最後に遅ればせながらあんこう祭に参加された全ての皆様へお疲れ様でした。そして大洗町の方々やガールズ&パンツァー関係者の皆様へ、本当にありがとうございました。
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Febri Vol.46 |
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