高次脳機能障害の症状の一つに、易疲労性(い ひろうせい)というものがあります。
これは、要するに「疲れやすい」ということです。
以前、橋本医師が書いた「高次脳機能傷害」という本を紹介したことがありますが(→PHP新書「高次脳機能障害」)、この易疲労性を高次脳機能障害の症状の第1番にあげています。
橋本医師のこの本での症状の並べ方は、
脳の後方にある機能に関係する症状→脳の前方にある機能に関係する症状
という風に、後方から前方にかけての機能別に分類しているからです。
易疲労性は、脳の根本の部分にある脳幹に関わると述べられています。
この疲れやすさというものは、実にやっかいで、健常者でもそうですが、疲れてくれば、やる気がなくなるものですし、いらいらして怒りっぽくなってくる。
周りで介護したり、一緒に暮らしている家族は、そんな当事者をみるだけで精神的に参ってしまう。
怒りっぽい人の周りにいるというのは、それだけでストレスなのです。
でも、家族はそのストレスを乗り越えようと我慢してしまうのですね。
それがまた当事者にも伝わって・・・と悪循環が続くことが珍しくないので、やっかいなのです。
損害賠償の観点から見ても、易疲労性があると、労働能力にかなりな影響を与えます。
正社員になろうとしたら、8時間労働は当たり前ですし、残業だってしなければなりませんが、疲れてしまえば、そのようなペースで仕事だってできないわけですから。
ただ、この易疲労性、検査でその疲れやすさを数値化することはできないようです。
橋本医師の本でも、他の症状で検査できるものについては検査方法が書かれていますが、この易疲労性については書いてありません。
当事者の易疲労性をどのように立証するかも損害賠償ではポイントとなってくることがあります。
これは、要するに「疲れやすい」ということです。
以前、橋本医師が書いた「高次脳機能傷害」という本を紹介したことがありますが(→PHP新書「高次脳機能障害」)、この易疲労性を高次脳機能障害の症状の第1番にあげています。
橋本医師のこの本での症状の並べ方は、
脳の後方にある機能に関係する症状→脳の前方にある機能に関係する症状
という風に、後方から前方にかけての機能別に分類しているからです。
易疲労性は、脳の根本の部分にある脳幹に関わると述べられています。
この疲れやすさというものは、実にやっかいで、健常者でもそうですが、疲れてくれば、やる気がなくなるものですし、いらいらして怒りっぽくなってくる。
周りで介護したり、一緒に暮らしている家族は、そんな当事者をみるだけで精神的に参ってしまう。
怒りっぽい人の周りにいるというのは、それだけでストレスなのです。
でも、家族はそのストレスを乗り越えようと我慢してしまうのですね。
それがまた当事者にも伝わって・・・と悪循環が続くことが珍しくないので、やっかいなのです。
損害賠償の観点から見ても、易疲労性があると、労働能力にかなりな影響を与えます。
正社員になろうとしたら、8時間労働は当たり前ですし、残業だってしなければなりませんが、疲れてしまえば、そのようなペースで仕事だってできないわけですから。
ただ、この易疲労性、検査でその疲れやすさを数値化することはできないようです。
橋本医師の本でも、他の症状で検査できるものについては検査方法が書かれていますが、この易疲労性については書いてありません。
当事者の易疲労性をどのように立証するかも損害賠償ではポイントとなってくることがあります。