ロレーヌ洋菓子店 blog

ケーキが届ける小さなシアワセ!(幸せたくさん集めよう)
作り手 海老沼 稔のブログ

お菓子物語(2) プチフールセック  アーモンドフィンガー

2007-01-21 18:32:48 | お菓子物語
プティフールセックは簡単に作れて単純だからこそ、細かいところに気を使いながら作っています。
たとえば、生地を天板にのせて焼くときの天板の状態にも気を使います。天板に薄くバターをぬったり、サブレの場合はシートをひいたりなど、そしてこのアーモンドフィンガーを焼くときは温めた天板を使う、これはきれいに焼き色がつく、焼き上がりの形がよい、生地が広がらず上にあがるなど効果がある。
天板の状態が、そのお菓子の生地の性格をかえてしまうのです。

このアーモンドフィンガーはバターに粉糖、アーモンドプードルを混ぜあわせ、そしてメレンゲをやさしく混ぜあわせることがポイントのお菓子です。
焼き上がるとカリッとしてまわりについているアーモンドがこうばしいです。フランスではサン・ジャンという名で売られております。

お菓子物語(1) プチフールセック  マカロンパリジェンヌ

2007-01-14 18:55:22 | お菓子物語
プティフールセックとは、ひと口で食べられる小さな乾いた菓子のことで、大型のお菓子を焼いた後に温度の下がったオーブンに入れて焼いたことが始まりだという。

今、ここにある素材でいかにおいしく作り、人々に楽しんでもらうか。
そんな発想が多種多様のデザインや味を生みだしました。
今日は、そのプティフールセックのひとつであるマカロンを紹介します。
フランスではマカロンといっても数種類のマカロンが存在します。
その中でもマカロンパリジェンヌがもっともポピュラーで、よく菓子屋で目につくのが、このマカロンです。卵白とアーモンド、砂糖を使い急激な温度変化でやきあげるマカロンは艶があり、つるっとしたのが特徴で店ごとに大きさ、味はさまざまで自慢の菓子としてこだわりをもって作られています。
日本の菓子屋でも最近はよく見かけるようになりバレンタインデーやホワイトデーでは大活躍します。
菓子屋では、よくマカロンパリジェンヌは間にクリームをサンドし二枚合わせで販売されていますが当店のマカロンパリジェンヌはカリカリっという食感を大切にしたいので焼き上げたままの姿で販売しています。
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