金曜日の深夜、我が家の家族の一員、セキセイインコのぷーちゃんが虹の橋を渡りました。
今の住まいに越して来た夏、長男が中学3年生、次男が小学5年生でした。
気管支喘息のあった次男に、もう大丈夫だから欲しいとねだられて、
取り敢えずとペットショップに見に行きました。
沢山の雛が入っている箱に次男がそっと指を入れたら、タタタッと走ってきてその指に喰いついた、
気の強そうな子、手にした瞬間に次男が『ちー』と呼び、私達の愛すべき家族となりました。
雛から家族みんなで育てた『ちー』は、次男が帰ってくると次男の服のポケットに入り、
一緒におやつを食べ、一緒にお昼寝をしました。
パパさんが帰ってくると、その肩に乗り「ちーちゃんね、ちーちゃんね」とお喋りし、
一緒にビールを飲み、千鳥足で歩く、へんな子でした。
夜は受験勉強をしていた長男の肩にとまって夜遅くまで付き合い、
ノートの端をかじって受験勉強の手伝いをしていました。
『ちー』はセキセイインコとしてはかなり長生きをし、
私達が精一杯、愛した『ちー』は
ある日の朝、カバーを取ったらもう動かなくなっていました。
家族みんなで『ちー』と呼んでも、何度呼んでも動かず、みんな、ただ涙でした。
『ちー』は5羽の子供を残してくれましたが、ぷーちゃんは最後に残った『ちー』の忘れ形見でした。
ぷーちゃんもセキセイインコとしては長生きをし、ここのところは寝ていることが多かったのです。
今までの子もそうでしたから、私は何となく「もしかしたら・・・」と思っていました。
金曜日の深夜、既にカバーをかけていたのですが、二・三度バタバタと羽ばたいて、
そして そのまま静かになりました。
朝、パパさんが「ぷー、おはよう」と声を掛けると、一生懸命応えていた ぷーちゃん
息子達が「ぷー、元気か!」と声をかけると嬉しそうに寄ってきた ぷーちゃん
一人でいる時間の長い私にとっては、ぷーちゃんは話し相手でした
「ぷーちゃん、母さん出掛けてくるね」
「ぷーちゃん、ただいま」
「ぷーちゃん、みんな遅いね~」
もう、声を掛ける相手がいなくなりました
ぷーちゃん、みんなに会えたかな・・・
ぷーちゃん、ありがとう
ぷーちゃん、ウチの子になってくれて ありがとう