衣笠山でおさんぽ

  超ハイパーなボブが旅立ち、寂しくなったけれど、老犬Eセターズの鳥猟犬魂は未だに健在。

激突

2009-12-25 22:37:50 | 
それは、まるでマンガのワンシーンのような、思い出すだけでも恐ろしく赤面してしまう出来事。


朝の散歩時、ワンズを交代で5m巻き取り式リードでの歩行をさせている。しかし衣笠山は平坦な道は殆どなく、アップダウンが断続的に続くため、特に下り坂では引っ張られないよう、リード長を考慮し細心の注意が必要。


なのに今朝は緩やかなカーブの辺りでなぜか油断をしていた。カーブを抜けてすぐに他犬に出くわし、急いで登り方向に回避。いつもなら避けられる事態も、犬が揃って大騒ぎ、3頭がもの勢いで引っ張り始めた。大騒ぎの火付け役は、犬ばかりかなぜか人にも吠える自称リーダーのジェッシー。ジェッシーが吠えると、残り二頭も、さぁ続けとばかりに揃って吠えてしまう。


そこは大きな玉砂利のようなうえに枯葉が積もった急峻な下り坂であった。ボブに巻き取り式リードを使用していたため、もの凄い勢いで引っ張られ、足元が滑り、一緒に走り降りるような態勢に。これはマズイと、先方にある大木でストッパーをかけようと思ったのが大間違いであった。

大木の直前で何故か二頭は右手に、ボブだけは左手に回り込んだ。うっそー!私の目前に大木が迫り、大の字で衝突!リードは手から全てが抜けていた。

信じられないくらい痛かったが、気を取り直し、他犬を追う3頭をすぐに追い、やっとの思いでリードを押さえた。と思ったら、犬達がぐるぐるとリードを絡めていたため、うまく引けず、再び私がひっく返される羽目に。なんてこと!今度はお尻を思いっきり打った。そしてなぜか横向き加減に倒れた態勢となり、しかしながら右手は伸ばし、今度はリードをしっかりと掴んでいた。

気がつけばそこは男子トイレの前。倒れているワタシ。トイレに逃げ込んでいた飼い主と犬が、こちらの犬に近づかないよう気遣いながらも、哀れな顔で私を見て頷いていた。相手のワンちゃんも飼い主にも怪我がなくて安堵。お騒がせの謝罪をし、ワンズ達を腹いせ混じりに叱りながら山を下ってきたのであった。

ワタシが悪いのに、叱られるワンズも災難。しかしながら、彼らは何事もなかったかのように再びリスやウサギを追い求め、力強く帰路を進んでいった。

大型犬や多頭引きでの散歩の場合、もしもの事態を常に気遣う必要があり、事故を未然に防ぐ責務があることを改めて思い知った出来事でもある。



BVJ「ママ、どこ行くのぉ....」

朝のゴミ捨て時に見せる、不安げな表情のワンズ
コメント (6)
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