衣笠山でおさんぽ

 多頭飼いも最後の一頭となったヴァレンシア、ゆるゆるな日常を送っています。

寄生虫

2011-11-23 19:12:51 | 
ボブ便の外側にとても小さな糸くずのような白い虫がくっついていたことでドロンタールPという駆虫剤を飲まされたワンズ。

駆虫剤を飲んだことでフィラリア薬の投与を1週間ずらす必要が生じた。


そして今朝の便チェックの結果は、駆虫剤のせいかボブだけが少し軟便であったが、残る二頭は快便。見た眼では虫や卵のようなものも見当たらず。獣医に調べてもらうべく連絡を入れてみた。

獣医の回答は、2~3週間後に検査来院すれば良いとのこと。駆虫剤を飲ませたあと、寄生虫がいれば死滅し数日かけて排出されるのだそう。その後で検便をし、駆虫されていれば出てこないのだとか。

だけどもし寄生虫なら、どんな種類の虫なのかが気になる。それならせめて肉眼で確認できるものが無いものかと、ボブ便を解体することに...。


ボブ便解体セット

オシッコシート、園芸用使い捨てゴム手袋、箸&スプーン、ブツ


何が何でも見つけなくちゃとばかりに、テラスで解体セットを広げ、憑りつかれたようにブツをほじくってみた。結果は、犬の毛や何かの実、そして粘液が混じっていたものの、それと判るものはやはり見当たらず。

腰が痛くなるまでほじくってみたが、時期外れにもかかわらずハエが寄ってきたので終了。もし寄生虫を見つけたら、「ボブの消化器官を痛めつけたのはお前かー!」と懲らしめてやろうと思っていたのに、なんだかすっきりしない気分ではある。やはり数週間後の検査を待つしかない。


バレンシアの行動を真似て、

今まで食べなかった植物を口にするボブ


ところで今回の件で獣医に尋ねたり、Webで調べていろいろと勉強になった。寄生虫に効く種類のフィラリア薬を飲ませていても、飲ませた直後でないと駆除されず、薬の種類により寄生虫によっては駆除できないものもあるのだとか。

寄生虫は主に回虫やフィラリアなどの「線虫」、瓜実条虫や猫条虫などサナダムシと呼ばれる「条虫」、消化管に吸着する鉤虫や鞭虫などの「吸虫」、そしてトキソプラズマやコクシジウムなどの「原虫」など、さまざまである。

寄生虫の種類により投与する薬が異なるため、獣医での検査後に服用させることが望ましく、市販薬のほとんどは回虫用なのだそうだ。我家のワンズには回虫・瓜実条虫・鉤虫・鞭虫に効くというドロンタールPを手に入れ投与した。猫には、この薬の成分上使えず、ドロンタールを投与するらしい。


寄生虫の感染ルートは主に、感染している犬・猫の便ばかりか、便が乾燥して飛び散った寄生虫卵がついた落ち葉や土、カエルやヘビ、鼠を口にしたり、母乳を通じたりと様々。犬や猫のグルーミングでも簡単に移ってしまうのだとか。


そして今回の件で知ったことだが、ズーノーシス(人畜共通感染症)予防のため、動物愛護管理法の改正により飼主の責務として、3か月に1度程の定期駆虫が義務付けられたのだそう。つまり、犬・猫飼育にあたっては毎年の各種予防接種、時期的なフィラリア予防、ノミ・ダニ予防に加え、定期検便・駆虫をする必要があるのだ。

ここを訪れて下さる方達の殆どは御存じなのだろうが、定期駆虫の必要性を私は初めて認識した。なんとなく、「我家の犬に寄生虫はいない」という意識だったのだろうな。ワンズが来た当初だけしか検便をしていなかったのはお恥ずかしい限りである。


B「徹底した衛生管理をお願いします」

BJAmom「へい」


今回、ボブ達の駆虫剤投与後の念の為の消毒作業はかなりエネルギーを使った。

犬と人間全ての寝具を洗濯、太陽光で殺菌。散歩後にはワンズの手足洗浄ばかりかお尻の清拭も欠かさず行うようになった。

通常、犬部屋には殺菌効果があるという塩素系消臭剤を設置。しかし今回、犬部屋掃除に加えて希釈ハイターで噴霧後に拭き掃除、時間をおいてからバイオチャレンジで再度の清拭。

このバイオチャレンジの殺菌効果については信頼できるデータが得られず、確証を得ていないため、普段の掃除洗剤程度の認識で使用している。


今回の寄生虫騒動での教訓、

定期的な駆虫を実行しましょう。


特に、フィラリア薬投与が終了する冬から春にかけては注意信号点滅かしらね。
コメント (2)
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