今朝の犬散歩中に、ほたるの里の池近くにいたカラスは、ボブが気付いて近づいても逃げる気配がありませんでした。
反対側の斜面に潜む鳥が気になっていたEセターズもすぐに気付き、3頭揃ってロックオン。直後に飛びつく勢いとなっても逃げぬ様子に異変を感じ、犬達を係留。
柵をくぐって至近距離となったところで、カラスは下の土面に飛びおりたものの、そのまま転がって仰向けになったまま動かず。
私も後を追って飛び降り、様子確認。
カラスは目をぱちぱちとさせながら口を大きく開けて威嚇してきました。意識ははっきりしているようです。
胴体には目に見える傷や出血はないものの羽を動かさず、嘴の先から口の中にかけて出血が見られます。
バタつきもしないところを見ると、完全に羽が動かない様子。
嘴細(ハシボソ)ガラスと思われ
巡回中の管理人さんに携帯電話で連絡したところすぐに来てくれました。
近くで野鳥撮影されていた方も気にかけてくださり...
管理人さんはこの山でのこのような出来事は熟知されており、この状況では時間の問題だろうと。
布か何かで覆って、トンビや他の野生動物に襲われぬようにしてくださるとのことでした。
管理人さん達が立ち去ったあと、それでもやはりこのまま去ることが出来ず、念のためにカラスのレスキュー経験のある、ミニチュアホース茜ちゃんママにも携帯で連絡、様子を伝えてみました。
やはり、口から出血しているのであれば無理であろうとのこと。
それでもまだ生きている目の前の命を、無抵抗な仰向けの状況でこのまま置いて立ち去ることが出来ず...。
動けぬカラス
ヴァレンシアの吠え声音声注意
カラスに大丈夫だよと優しく何度か話しかけるうちに威嚇をしなくなりました。言葉は判らずとも声のイメージで危険は無いと察してくれたのでしょうか。
せめて仰向けの状態を直してあげようと、再度話しかけながら、近くにあった太めの枝を使って身体の側面からひっくり返してみると、なんとぴょこぴょこと歩きだすではありませんか。
羽根の収まりにあきらかな異変
自力移動しはじめたカラス
騒いでいるイヌドモの音声注意
まもなく、さきほどの場所よりも安全な大きな石の影に身を潜めることができました。その石の上にはマンモスのオブジェがあります。
マンモス、見守ってあげて
命の灯は消えてしまうかもしれないけれど、まだ布をかけにくる必要はないことを管理人さんへ再度連絡。
係留していた犬達を連れ、私もその場を立ち去ることが出来ました。