衣笠山は今日、ソメイヨシノを始めとし大島桜や枝垂れ桜も開花し始めました。
昨年は3月19日にソメイヨシノが開花しはじめた衣笠山公園。今年は開花が遅く、いつもなら一足先に咲いている展望台周囲の枝垂れ桜も、ようやく開花し始めたという感じでした。
明日からは「第65回衣笠さくら祭」も予定され、いよいよ春本番を迎えます。
くらかけ桜とボブ

菜の花狙いがバレバレ
くらかけ桜を背景にボブを撮ろうと「オスワリ」と伝えたところ、菜の花に向かってオスワリ。
ボブは若い菜の葉が好物のようで、柔らかく美味しそうなものを狙ってはしばしば盗み食いをします。葉が大きくなったものはアクがあるのか固いのか、食べません。
肝心のくらかけ桜は昼前の時点ではまだ咲いていませんでしたが、蕾の形状から明日にでも開花する様子。
ところで、この広場の展望台では毎年恒例、この時期に合わせて観光協会の役員さん達が観音堂や展望台建設に関わった方達を称える碑の清掃を行っていました。

そのうちのお一人が、我家の犬達に向かってニコニコと頬笑み、私に話しかけてきました。
以前、富士登山の際に捨てられていた小犬が彷徨っていて、そのまま見捨てられず、家に連れ帰り育てたことがあったのだそう。38キロにもなった秋田犬とゴールデンのミックスらしいその犬は、17年の生涯を終えるまで愛しい家族の一員だったと。
だから大型犬を見ると懐かしくて、と...
我家も全て保護された犬達を迎えていると伝えると、嬉しそうに頷いて下さいました。
犬連れで散歩していると、このように犬好きな方が話しかけてくれます。やはりたいていは大型犬の飼育経験有る方達。既に亡くなった愛犬を懐かしんで、思わず話しかけてくるようです。

展望台建設員慰労の碑
さて、春本番。今朝はなんと、シャガやヤマブキが咲き始めているのも確認出来ました。こちらはいつもより開花が早いのではと感じています。

シャガ

ヤマブキ
そして管理棟前の花壇では、チューリップのような広い葉に包まれた変わったムスカリを見つけました。

学名:Muscari latifoliumu
数年前に伊豆大島のパスタママからムスカリの球根をたくさん頂き、当時、その一部を衣笠山に寄付。この花壇に植えて頂きました。
そこで気になって管理人さんに尋ねたところ、あとから追加購入して植えた一部にこの球根が混ざっていたようです。
ちなみに、画像のラティフォリウムの上にある一般的に見られるムスカリはアルメニアクム(学名:Muscari armeniacum)のようですが、このページによるとムスカリの種類はなんと50~60種もあるようです。
このムスカリの正体(笑)を知るまでには、SNSで協力下さった方や、私の植物の先生に尋ねたり、そこで他の方に教えて頂いたり。さらに自分でも再びググったり。
以下の昆虫画像も含め、このように薄学なワタクシを支えてくださる皆さんに感謝
そう、衣笠山仲間のサシガメさんからも、この春一番乗りで見つけた楽しい昆虫画像を添付頂きました。
これがサシガメの正体

サシガメ虫
衣笠山の上の広場へ向かう途中にある桜の木の祠にいます。
刺されると激痛を伴うらしいので、うかつに木の祠に手を置かぬようご用心下さいね。

テングチョウ
変わった模様のチョウチョですが、何気に芸術的な…。
よく見るとオシャレな模様だとも思いませんか?