荒木村重像(伊丹市立博物館所蔵) 伊丹市教育委員会事務局のパンフレットより。
「荒木村重錦絵図」は19世紀半ばの筆だそうです。
『太平記英雄伝』によると村重が織田信長に拝謁した時に、「摂津国は13郡分国にて、城を構え兵士を集めており、
それがしに切り取りを申し付ければ身命を賭して鎮め申す」と言上した。
これに対して、信長は腰刀を抜き、その剣先を饅頭の盛っている皿に向けて饅頭を突き刺し「食してみろ」
と村重の目の前に突き刺した。
周りにいたもには青ざめましたが、村重は、「ありがたくちょうだいします」と大きな口を開け剣先が貫いた饅頭を一口で食べ、
それを見ていた信長は大きな声を上げて笑い、摂津を村重に任せたという、その時の絵図です。
荒木村重像(伊丹市立博物館所蔵) 伊丹市教育委員会事務局のパンフレットより。