【ナンバンギセル】 ハマボウ科 ナンバンギセル属 一年草 寄生植物
イネ科の単子葉植物(イネ、ススキ、サトウキビなど)に寄生します。
葉緑素が無く、寄主の根から吸収した栄養分に依存して生育するため、寄主の成長が阻害され死に至ることもあります。
花の姿を南蛮渡来の煙管(キセル)に見立てたことが由来です。
漢方では野菰(ヤコ)といい、強壮、消炎、鎮痛作用が知られています。
民間ではのどのはれに全草を煎じて飲むと効果があるとされています。
森林植物園では、さくら園あたりのススキの根元をのぞき込んで下さい見つかると思います。
普通に歩いていると見過ごしてしまうかもしれませんね。
見つかるとちょっと嬉しいかも。