姫路城 搦手周辺の特別公開 が9月1日(日)~30日(月)まで開催されます。
との四門は姫路城の東側に位置し搦手の登閣口です。
かつては門の内側に穴蔵が設けられ、火薬が収蔵されていました。
昔三の丸広場に陸軍が駐屯していたころは、「菱の門」の南ではなく、
との四門が入城口として使われていました。
との三門は、姫路城が廃城の危機にあった明治時代に払い下げられたと言われており現存しません。
との二門は虎口(城の出入り口)の前方を急な斜面にする坂虎口になっており、
押し寄せる敵の勢いを弱めるための工夫がされています。
石垣の間に寸分の隙間なく作られた、との二門。
トの櫓・との一門から監視、攻撃が可能です。
ココだけ! 2つの城門と土塀に囲まれた現存する唯一の「枡形虎口」
との二門をやっとの思いで突破した敵は、門の先で土塀に阻まれ直角に曲がらざるを得ず、
進む速度が落ちます。階段を登った先にも、との一門が待ち構えているため身動きが取れず、
まさに袋のねずみ状態に陥ります。
ココだけ! との一門が素木造(しらきづくり)なのはなぜ?
輝政の築城時期より古い材料を使われていたことから、秀吉の時代に建てられたものと考えられています。
輝政は秀吉に敬意を表し、昔の姿を残したのかもしれません。
射撃しやすいよう格子窓の外側は突き上げタイプになっています。
との一門を突破した敵をまよわすように進路が「への門」「ちの門」に分岐しており、
さらに四方から集中砲火を浴びせます。
大天守の東側に隣接する曲輪に続く小さな門。
搦手側から備前丸へ最短で通じる要所に位置しています。
棟門の現存例は少なく姫路城に3ヵ所で、番所が付属するのはここだけです。