旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

ふるさと

2005-06-27 | 旅のよもやま話
今月の「TVnavi」で、堺さんが宮崎訛についてエッセーで語っていますが、なんだか羨ましいです。
いえ、別に訛があるとかないとか、それが羨ましいというわけではなくて…
堺さんにも、いま現在住むところとは別に、自分が生まれ育ってきた「故郷」があるんですよね。

わたくしが子供の頃、夏休みになると、学校の友人たちが、田舎の祖父母の所に行くというのを聞いて、いつもいいなーと思っていました。
私の場合、父も母も千葉の市川と船橋の出身ですから、祖父母の所に遊びに行っても、日帰り出来ちゃうんですよね。しかも、ほとんど東京みたいな所だし。
新幹線や寝台列車に乗って、どこか遠くへ行く。そこは海や山や川があって、自然でいっぱいの場所。
おばあちゃんが作る素朴な料理、手作りのお菓子、そしていつもと違う枕で眠りにつく。
こんな風に、日常から離れた体験が出来る、それはとても楽しいことと、幼心にそう思っていたのかもしれません。
(といっても、私が子供の頃に住んでいた所が、まさにこういう場所だったのですが。山も川もありましたし。夏の夜、田んぼでは蛙がゲコゲコ鳴いてました。それでも異なる場所への憧れがあったのでしょうね)

おもえば、私が旅にハマったのは、このとき感じた気持ちが大人になって噴出したのかも。
今度の夏の旅先にバリのウブドを選んだのも、子供の頃に夢見た田舎の風景によく似ているからでしょうか。