旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

27 Agosto 1997 , Assisi

2006-06-18 | 海外旅行記(2000年以前)
アッシジのスペリングに「何か違うんじゃないか?」と不安を抱きつつ
そして、始まったクロアチア戦に「頼む!お願い!」と悲壮な願いを抱きつつ

とりあえず、イタリア旅行記。

スパージオ山麓の丘の上に位置する、人口約2万5千人(当時)の小さな街アッシジ。
写真を見ても分かるように、ここアッシジは坂の街です。
そして写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、地元のスパージオ山から採れる淡いピンク色の石を用いた建物が並び、中世の面影が色濃く残っています。
またアッシジは、イタリアの守護聖人、聖フランチェスコの聖地でもあります。
写真の背景、丘の上にピョンと何かがそびえ建っているのが見えますかね?
見えないか。
ま、いいや。街の中央の丘の上にあるのが、城塞のような威容を誇るサン・フランチェスコ大聖堂です。
なんと、この大聖堂に日本人の聖職者がお務めされていたのですよ。大聖堂の見事なフレスコ画の説明などその方から受けました。
大聖堂をはじめ、白とピンクの石組によるファサードが印象的なサンタ・キアーラ教会、そしてアッシジの街そのものの佇まい。
この街だけが、まるでここだけ時間が止まっているかのように感じられるのです。
フィレンツェにがっかりさせられた分、この穏やかな街に心を癒されましたね。

この旅行の後です。
アッシジを大きな地震が襲ったのは。
まだ見覚えのある大聖堂のフレスコ画が崩れ落ちている映像を見たときは、すごいショックを受けました。
カンボジアのアンコールワットをはじめ、歴史遺産、文化遺産を末永く残していくことの難しさ。
人災は人々の心や努力次第でなんとか防ぐことは出来ますが、天災だけは人の力でどうなるものではないですからね。

アッシジの次は、すべての道はここへ通じる。ローマヘ。


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