旅してマドモアゼル

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プレミアム試写会「大奥 ~永遠~ 右衛門佐・綱吉編」

2012-12-18 | 観たものレビュー

行ってきました!
プレミアム試写会「大奥 ~永遠~ 右衛門佐・綱吉編」


国際フォーラム ホールAにマスコミ記者も含め、なんと5000人!
登壇した出演者がここで「誰々のコンサートを見たのを思い出しました」とか司会の安東さんが「和田アキコさんがライブをやるここで」とか言っていたのを聞きながら、「横山さんのソロコン会場」ということがまっさきに浮かんだ私。

試写会の前にまずは出演者の登場!
うわあああ!みんな着物姿!ほえええカッチョエーー!!
そしてステージから1階会場の真ん中あたりまで設けられたレッド・カーペットのランウェイを歩いて行くんだけど、悲しいかな、ランウェイの先頭まで行かれてしまうと、2階席の私たちからはまったく見えん!
ので、前方スクリーンを見る。
てか、やっぱり座席券との交換開始時間の3時半に仕事抜けて行って来ればよかったかなあ。
早く交換に来たといって前方の席になるとは限りませんと書いてあったけど、4000人も来るんだから、やっぱり早く行った方がぜったいよかったよね。
あーもー失敗した!!1階席に入りたかったよ~

でもこうしてみると、やっぱり堺さんって小柄だよね。背が低いわけじゃないんだけど、なんとなく小柄。西田敏行さんは風格がある。クドカンさんはちょっと落ち着きがない(笑)要潤さん背が高い(それ見たまんま)
堺さんの挨拶は主演ゆえに無難なコメントだったけど、クドカンさんは、綱吉の正室役ということで「僕が大奥4000人のセンターなんですよね」と会場の笑いを誘ってました。
そして西田さんは約40年以上の役者人生の中で、ラブシーンは3回くらいしかやってなくて、今回、尾野真千子さんとラブシーンを演じることができて良かった的な話(笑)

今回はそうですね。
ニノや忠義の時の大奥と違うのは、男女のラブストーリーがメインということ。
しかも映画ということで、まあそれなりにエロスな場面も盛りだくさんで。でも、原作の範囲を超える描写はないのでご安心ください。

お決まりの観客席をバックにした写真撮影、ムービー撮影の後、ついに本編!
相変わらず私の中では「右衛門佐=横山裕」の幻影を残したままでしたが・・・

以下、ネタバレ的なネタバレは書いてないはずですが、金子監督からもぜひ宣伝してください!とのお達しなので・・・気になる方は読まないでくださいねー

原作ファンを裏切らない素晴らしい作品に仕上がってました。
ドラマでもそうでしたが、ほぼ原作通りの展開、そして、私の大好きな場面が全部、無駄に脚色されることもなく、そのままのセリフや動きで描かれていて本当に良かった!
そして、嬉しい驚きが菅野美穂さん演じる綱吉!
菅野さんは私のイメージする綱吉ではなかったんですが、私の想像をはるかに凌駕してました。あまりに素晴らしすぎて、足先から全身にさーっと鳥肌が何度も立つほど!
今も思い出すと、震えがきちゃう。やっぱり菅野美穂さんってすごい。
徳川の血を絶やさぬため世継ぎを生まねばならないという女としての宿命を背負いながら、為政者として苦悩し、そして女として、母として、子として、あらゆる立場から抱えることになる悲しみや絶望、愛情や慈しみ・・・綱吉の感情のすべてが痛いほど伝わってきて、彼女の人生にぐいぐい引き込まれました。

そして、堺雅人さんの右衛門佐。やっぱりね、堺さんはすごいんです。
もう佇まいからして、公家らしい風情を漂わせながら、その瞳に権力への憧れを宿して、したたかにのしあがっていく感じが出ていて、でも、その裏には・・・みたいな。
ドラマ版の有功と違って、右衛門佐は基本何を考えているのかわからない、というのが前提にあるんだけど、だからといって鉄仮面で演じていては、終盤の場面があまりにも唐突すぎて見る方はたぶん戸惑ってしまう。
右衛門佐の綱吉への想いは、とある場面が一番伝わりやすくて、実はそれが原作の中でも私が一番好きなシーンなんだな。
綱吉への想いをぐっと耐えて引き下がるときの、右衛門佐の表情、動き、言葉、それがもうたまらなくて。
堺さんの右衛門佐と菅野さんの綱吉、心も体も震えるほど、美しいシーンに仕上がっていて、最高でした。
それと、2番目に好きな、二人が初めて大奥で対面するシーン。孟子の説をめぐる二人の丁々発止にドキドキ。綱吉の聡明さと、右衛門佐の知性がぶつかりあって、二人のこれからの運命を予感させる場面。伏線としての重要なシーンでもあって。
終盤のクライマックスも含めて、私が好きなストーリーが全部、原作のまま入ってたのが、本当に良かった!
尺の関係もあるのか、省かれてしまったエピソードもあったけれど、逆にそれをなくしたことで、右衛門佐と綱吉のストーリーが際立ったと思うから、それはそれでいいと思うんだよね。

元禄時代の華やかさは、映画的にも見ごたえがあるし、役者たちの力量が、荒唐無稽な男女逆転という世界を、リアリティを持った時代劇として成り立たせているし、人間賛歌として素晴らしいストーリーになっています。
MISIAの主題歌もドラマチックでとても素敵。特にサビ!!ヤバイ!!
昨日から頭の中でグルグル~CD買っちゃおうかな。

とにかく、オ・ス・ス・メ です!!
ぜひ、劇場に足を運んで見ていただけたらと!!





でも、やっぱり・・・

私は、右衛門佐を横山さんで観たかったの。
堺さんの右衛門佐は本当に素晴らしかったけれど、だからこそ、それなら横山さんだったら、どんな右衛門佐を見せてくれるかなあと、今も夢見てしまうの。

もう絶対に見られない夢になってしまったけれど。



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