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朝日新聞トリノ・オリンピック フィギュア・スケート
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女子シングル・ショートプログラム 写真集
ライヴを見ながら書いたものに、後で少し手を加えています。
前半は端折って…。
グルジアの
エレーナ・ゲデヴァニシヴィリ選手。
Elene Gedevanishvili …って、舌を噛みそう。(^^;;)
素晴らしい演技でした。
メダルに絡む可能性もあると言われていたロシアのソコロワ選手が残念な結果(46.69!;_;)に終わってしまった後で…目を奪われました。
『グラナダ』の曲に乗って、良い演技でした。
コンビネーション・ジャンプは、2つともトリプルで来ました!!
(実は、トリプル+ダブルのはずだったのに、行ける!と思ったのか、トリプル2つで決めてきたらしい!恐るべし!!)
スピンも回転が遅くならずに綺麗なポジション。
16歳のジュニア上がり?でまだ可愛い感じなのに、後半に向けてすべりも良くなって、度胸も技量もある様子が垣間見られました。
今後が恐い選手でしょう。
安藤美姫選手が登場ですっ!
ブラックの地にゴールドの刺繍で、胸元と袖口にイタリアン・カラーのモチーフがあしらわれているのだけれど、繊細な刺繍のパターンと全然マッチしていません。
コスチュームが重たげでくどい。
軽やかさがないのです。
黒でも良いけれど、スカートの重たげな感じ、そしてマットなタイツで重苦しさだけが前に出て来ていました。
髪もまとめずにボリュームがあったので、はっきり言って全体的にボテボテ。(*_*;)
スカートは黒いベースにいくつか金色のチュールが下がるように付けられていましたが、色か素材が災いして、スケーティング時に綺麗なドレープが見えないので、躍動感が全く感じられませんでした。
彼女の良い面が覆い隠されてしまっているようで、ちっとも良くない。
今回、彼女の衣装は2つともワダエミさんの手によるものですが、超多忙な中で非常に短時間で製作されたもののよう。
プログラムや彼女を盛り立てるコスチュームの筈なのに。
これまでの水色のコスチュームのほうが、断然に良かったと思うのだけれど。
※追記
22日、日本テレビ『ザ・ワイド』でのオンエアより。
素材はシルク。(軽い素材)
胸元にあしらわれていたのは、(ベルリンで見つけた?)アンティーク・レース。
そして、『戦場のメリークリスマス』ということで、クリスマス・カラーの赤と緑だったのですね。
そして、ワダさん手ずから染めた布で、赤は特に色を出すのに苦心されたそうです。
これは映画『Lovers』で使うために染めた物ではないかと思われます。(以前、そんな感じの取材映像を見ました。)
チャン・ツィーが広間に沢山並んだ太鼓(?)に囲まれて踊る(??)シーンの衣装ではないかな?
完成時のスチルで見るとそれほどボリュームが多いようには感じないけれど、スカートのラインはミキティを美しく包んでいないというか、好みではありませんでした。
をを、天下のワダエミ氏に物申してしまったぞ。(^_^;)
SPでは飛ばないけれど、とにかくマスコミが4回転を!と煽るものだから、記者会見の時でも迷える子羊か震える子犬のような心許ない顔をしていて気の毒だったけれど、演技の最初は緊張していましたね。
得意のジャンプが精彩を欠いたような気がしたけれど、途中からミキティ・スマイルが出て良かった。
曲に合わせて拍手が起こったのも追い風になったかも。
ここまでで3位ですか。
(最終結果8位。これは充分良いポジションだよぉ!!)
ミキティ・スマイルでエンジョイ!!
(私はあの状況を考えただけで、胃が痛くなる…。^^;;)
次はアメリカの
エミリー・ヒューズ選手。
ソルトレイク金メダリスト、サラ・ヒューズ選手の妹です。
ミッシェル・クワン選手がトリノ入りの後で欠場することを決めたために、急遽繰り上がって出場が決まりました。
(クワン見たかったよぉ~!;_;)
地元のお寿司やさんで食事中に電話がかかってきたらしいですが、トリノ入りする時にはNYの豪雪で飛行機欠航→その後は空港閉鎖などで大変だったそうです。
シンプルなブルーのコスチュームですが、とにかくそのパワーに驚きです。
少しのミスも力技でねじ伏せてしまう。
見せ方を心得ているし(私を見て~!光線が出まくってた。^^;;)、そしてあの笑顔!
強いっ!!
うわぁ~、
イリナ・スルツカヤ選手。
これはエキシビですか?
SPなのに、笑顔満開です!!
余裕で滑りを楽しんでいるように見えます。
ビールマン・スピンふんだんで、飽きるくらいでした。
言い方を変えると、同じようなパターンが多かった。
しかぁ~し、『死の舞踏』で
このコスチューム?
昔々のロシア民謡メドレーで滑った時の可愛らしい衣装が好きだったなぁ。
オフのファッションと共に、悩めるセンスだ。
荒川静香選手も硬くなっていたのが分かりました。
ウルトラマンとか
ウルトラの母などと言われたけれど、概ね彼女らしいとの評。
8年ぶりのオリンピック。
トリプル2連続の2つ目がダブルになったけれど、回転数が足りずに減点されるよりも…と思った結果かな。
さすがにそういう所は上手いですし、丁寧に滑っているのが良く分かりました。
やはりその間の経験値と練習の賜物でありましょう。
美しいスパイラル・シークエンスは流石です。
両手を離す場面では、3秒耐えなければならないところで少しグラついて焦りましたが、しっかり持ち堪えました。
得点も考えて、一つ一つ積み重ねているのが分かります。
フィニッシュの弾ける笑顔が非常に素敵でした。(^^)
高得点!
をを~、自己ベストを叩き出しました!
ホッと一息、キス&クライでは、荒川選手の目が潤んでいるように見えました。
日本でも人気が高い
エレーナ・リアシェンコ選手の
衣装は背景に溶け込んでしまって損だったかも。
リレハンメル、長野、ソルトレイク、そしてトリノと4回目のオリンピック。
息が長いですよね。
ジャンプに入る前の独特の構えが印象的。
綺麗な演技でまとめたけれど、得点が延びません。
少しメリハリがないと思いましたが、そのせい?
7時の時報と共に、
村主章枝選手登場です。
鎖骨が綺麗に見えるコスチューム。
股関節大丈夫かなぁ。
オープニング・ポジションの画面一杯に写された顔。
すごい集中力で、それだけで引き込まれてしまいましたよ。
少し硬い部分を感じたり、最後のキメのスピン終盤の回転が遅くて曲の終りと合うか?と心配したけれど、良かったですっ!!
さすが、表現力豊か。
刈屋アナから「完璧です!」が出ました。
でも、プログラム・コンポーネンツが延びないよぉ。(;_;)
どうして?
観客は演技に引き込まれていたけれど、歓声や拍手で沸くタイプではないからなのか…アピール度の問題?
難しいのね。
この時点で3位。
コストナー選手とコーエン選手が残ってます。
イタリアの
カロリーナ・コストナー選手、個人的には見頃と裾の色合いがマッチしていないと思う
コスチュームで大声援に押されて登場。
最初のトリプルで転倒!
地元開催と言ってもプレッシャー・コントロールは難しいですよね。
でも、徐々に良くなってきました。
滑らかな滑りが出来るだけに、転倒が惜しまれます。
さて、最終滑走でアメリカの
サーシャ・コーエン選手が登場です。
ブルー、袖やスカートのヘムからはコントラストの効いたイエローの縁取り的フリル、そして
民族的装飾が綺麗な衣装。
刈屋アナの「もう弱さはありません!」の言葉通り、『シルバー・コレクター』の名前を返上して、金を取りに来た滑りです。
スムーズ!
さすが体操で鍛えた柔軟性とジャンプ力。
180°開脚のスパイラル・シークエンスは、誰にも真似できません。
ジャンプが面白いように次々に決まって、本人も乗ってます。
とにかく全身が跳ねて楽しそう。
ステップも「取りに来た」構成ですね。
それにしても、自信に満ち溢れた表情は、見ていて羨ましいだけでなく気持ち良いほど嫌みがありません。
(どうやったら自信って持てるの?+_+;)
(…だなんて、言うのは易い訳で、彼女はその裏で文字通り血の滲む努力や練習を重ねているのでしょうけれど。)
これはすっかり持って行かれましたネ。
全般的にアメリカの選手は見せ方が上手い!
プログラムの作り方やコレオグラファーの違いだけでしょうか。
個性と曲の選択も上手です。
日本人は内に秘めた情感たっぷりで観客を引き込むタイプが多いけれど、アメリカンは、同じエモーションでも観客を乗せて沸かせるというタイプが多いような。
情感たっぷりクワン嬢も見せ場は心得ていて、盛り上げますよねぇ。
さて、コーエン嬢、スルツカヤ嬢(あれ?ミセスでしたっけ。まぁカタイこと言わずに)、荒川姐さんで大接戦だ!!!
そして、続くは村主姉さん?
熾烈な戦いです。
マスコミは、荒川姐さんの「トリプルがダブルになってしまいました」などと『失敗』を強調するけれど、それは違うでしょう?
あそこで回転が足りなくて減点とか、最悪転倒よりも、SPではキッチリ決めていくことが大事だもの。
解説の佐藤由香さんも「あそこはダブル・ルッツで良かったです」と言っていたし。
どうして「よくやった!」と褒めてあげないんだぁ!!
マスコミのおかしなバイアスのかかったプレッシャーに負けずにネ!
フリーが楽しみ。(^^)
続く…。