殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

ぶらんこの影

2006年10月18日 02時09分04秒 | Love
形は映さないくせに
ふれるとなんだか痛い
こんなに温かいのに

愛とはあっ気ない粒子


揺れたぶらんこの揺れる影
遠のくほど淋しくて
夢心地  風はもう冷たい

昨日よりも進化していた悲しい嘘は
もう言わないよ







ありふれた記憶を大切に思うから
忘れないようにしなきゃならない

いつか僕みたいな顔の幼い人を
優しく包み込めるように



きっと誰もが同じようなことで嘆いてる
だけど解決策なんてないでしょう

上手に生きていけなくても
時間を責めたりしたくないから







手にとって気付いた形
儚いくせに綺麗だ

愛とは本当にもろい証





止まったぶらんこの止まる影
そこだけ冷たいけど
それが普通の風景

たとえば疑心暗鬼になっても
手を伸ばすだけで愛にふれてしまえる
みたいな誰かの心境