殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

やわらかく無防備でグロテスク

2007年07月18日 00時15分15秒 | Image
爪を剥がしたその下に
血の滲んだ肌が見える

硬いカラで守ってもらって
外の世界を知らない肌

やわらかく無防備でグロテスク


自分を可哀想と思った午後









腕は手は肌は風へ

足は指は皮は土へ



同じ色だねって笑った炎天下
黒く焦げた肌は
いつのまにか白くなってて

ちっとも同じじゃない












弱くなるために脱皮するんじゃないでしょうに














下水で溺れる破れかけたさなぎ みたいに




やわらかく無防備グロテスク















こんな私にあなたは生きろと言った




破れたさなぎを抱きしめた午後



あなたは笑わず生きろと言った