アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

アート・ブレーキー(In my prime)

2015年05月02日 15時15分34秒 | ジャズ






アート・ブレーキーといえば、「モーニン」や「チェニジアの夜」だがあえてpiscesを取り上げたが今日もへそ曲がりに、In my prime VOl2だ。(笑)レーベルがTimeless、録音は1977年11月。かつてのジャズメッセンジャーズの輝きには一歩劣るし、御大もだいぶ衰え始めた時期のアルバムだが、当時の新進気鋭のメンバーを迎えご機嫌な1枚に仕上がっている。このメンバーで来日した時に中野サンプラザでライブを見たが、往年のパワフルさはさすがになかったが、やはりドラムソロは魅力的だった。

個人的にはB面のRonnie's dynamite ladyがお勧めだ。アルバム全体のテンポが軽快で心地よいのだがこの曲が一番。カーティス・フラーのtbがまるでtp、tsもasも同様で三管楽器が渾然一体で点でなく面で押し寄せてくる感じ。ピアノとベースの絡みも興味深い。御大のバランス感覚はさすがで、うまく他のメンバーを煽りつつ最後はジャンと自分でピリオドを打つ。

side A

1.Life every voice and sing

2.Free for all

3.Hawkman

4.People who laugh

side B

1.Time will tell

2.Ronnie's a dynamite lady

(personnel)

Art Blakey(drums)

David Schnitter(ts)

Robert Watson(as)

Valery Ponomarev(tp)

James Williams(piano)

Dennis Irwin(bass)

Curtis Fuller(tb)

Ray Mantila(perc)