アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

マイルス・デイビス(Kind of Blue)

2015年05月12日 00時01分16秒 | ジャズ






今宵の一枚はマイルスのKind of Blue。録音は1959年3月2日、4月22日。レーベルはCBS。あまりにも有名かつ革命的といっても過言ではない奏法、「モード」を提示したアルバムとしJazz史に燦然と輝く一枚である。何度聴いても新鮮でまさにcoolと言いたくなる素晴らしさだ。メンバーの演奏も非の打ち所がなく、完璧。個人的な趣向からすると、ポール・チェンバースのbassが出色ではないだろうか。この人は本当の職人で渋いプレイであらゆる名人、達人に重宝されているがこのアルバムでは、より音程が明確で文字通りリズムのbass、核となるサウンドを紡いでいる。

ウィントン・ケリーのピアノもビルエバンズとはまったく違うサウンドで、彼の演奏するFreddie freeloaderの曲自体他の曲とは異質。スタンダード的な曲想で他の曲は斬新、静的な静かな躍動感に満ち、動的で明るく溌剌としたこの曲とは一線を画す。


とにかくこのアルバムは必聴である。


side A

1.So What

2.Freedom Freeloader

3.Blue in Green

side B

1.All Blues

2.Flamenco Sketches


(personnel)

Miles Davis(tp)

Cannonball Adderley(omit A-3)

John Coltrane(ts)

Wynton Kelly(piano)(A-2 only)

Bill Evans(piano)(omit-A-2)

Paul Chambers(bass)

Jimmy Cobb(drums)