アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

ハービ・ハンコック(Watermelon man)

2015年05月06日 23時48分22秒 | ジャズ


今宵の一枚はハービーハンコックのwatermelon man、録音は1961年5月。レーベルはBlue note。言わずと知れたハービーのデビューアルバムである。なんといってもこのアルバムの白眉はA面1曲目のwatermelon manだ。Jazzファンには耳タコの印象的なメロディーは、乗りが良く腰を振り足を踏み鳴らしてリズムに合わせ、思わず踊りたくなる。ハービーはもちろんだが、デグスター・ゴードンが良い。コルトレーンが聴いていて正直疲れるが、彼はどこか肩の力が抜けリラックスしたサウンドでニンマリ、楽しい。個人的には一番好きなts吹きである。

A面とB面ではずいぶんと趣が違う。どこかノンビリモードで懐かしいユッタリしたサウンドの前者に対し、後者はサウンド全体がグッとモダンになり、響きに切れが出てくる。フレディーとゴードンの吹奏楽器もスピードを上げ、緊張感溢れる音になる。ハービーは作曲の才能が素晴らしい人で、全曲書下ろし。初リーダーアルバムから今日を予感させるかのようだ。


side A

1.Watermelon man

2.There backs full

3.Empty pocket

side B

1.The maze

2.Driftin'

3.Alone and I


personnel

Herbie Hancock(piano)

Freddie Hubbard(tp)

Dexter Gordon(ts)

Butch Warren(bass)

Billy Higgins(drums)


ジャケットの写真を撮ったのになぜかSDカード行方不明で画像アップできず。(トホホ)。