1ヵ月半ぶりの更新。なんかjazz&AudoブログというよりAudioブログ化してますなぁ。(反省)
今宵の一枚はClare FischerのFirst timeout。録音は1962年4月。レーベルはPasific Jazz Records。まず聴いて感じるのは音の良さ。素晴らしい。音の分離、厚み、広がりどれをとっても一級品。620Bが嬉々として鳴り出し、部屋いっぱいにJazz Soundが響く。Evans的だがぐっと体温が低くクール。トリオの演奏だがbassのGary PeacookがまるでScott LaFaroのようで、いつもの情感タップリな演奏とは一線を画す。このアルバムにはpiece for Scotty'というトリビュートナンバーがあるくらいだから、なるほどなぁ、と思ってしまう。面白いのはA面とB面の違い。どちらもクールな音調だがA面はすんなり聴けるけど、B面はさらに低温でしかもFree Jazz的な響きが横溢。かつ演奏に凄味があり、緊張感溢れ、聴き応え十分だ。
personnel
Clare Fischer(piano)
Gary Peacock(bass)
Gene Stone(drums)
side A
1.Nigerian walk
2.Toddler
3.Stranger
4.Afterfact
side B
1.Free too long
2.Piece for Scotty
3.Blues for home
4.I love you
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