アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

Led Zeppelin(CODA)

2016年03月07日 01時32分31秒 | ロック

今宵の一枚は久々のLed Zeppelin。録音年月日がバラバラなCODAだ。レーベルはもちろんSwan song。Led Zeppelin最後のアルバムがこのCODA、最終楽章である。所謂編集物で録音年月日がバラバラながらなぜか不思議と統一感があるアルバムに仕上がっている。個人的にはPresenceと並ぶ傑作だと思う。とにかく無駄のない効果的な音創りで、Hard rockの真髄。とりわけBonzoことJohn Bonham のdrumsが凄い。圧倒的である。学生時代は耳タコでZepばかり聴いていたが、いつ聴いても彼のdrumsは新鮮。独特という形容詞しか思い浮かばないグルーブ感とリズム感は、他の誰にも似ていない。彼こそがLed Zeppelinだ、ということを確信させられるアルバムである。

 

Zelleinの凄いところはグループとして一体感と完成度の高さである。4人全員が卓越した力量があり、Soundが緻密で音に対峙するのでなく、包む込まれる感じ、だろうか。各パート個々が有機的であることはもちろん、全体でより有機的に機能することが、他のバンドと違うところ。自然と疾走感が生まれ、飽きがこない。

このアルバムで一番興味深いのはJohn Paul Jones。B面2曲目のDarleneでpianoを弾いている。これが上手いし実に曲に合い素晴らしい。bassやkeyboardの演奏力の高さは先刻承知だがこのpianoにはやられた。Nicholas Hopkinsばりの演奏である。

 

 

side A

1.We're gonna groove

2.Poor TOM

3.I can't quit you baby

4.Walter's walk

side B

1.Ozone baby

2.Darlene

3.Bonzo's MONTREUX

4.Weaaring and tearing  

 

(personnel)

John Bonham(drums)

John Paul Jones(bass,piano)

Robert Plant(vocal)

Jimmy Page(guitar)

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Blue Oystercult(On your feet or on your knees)

2016年03月05日 23時57分24秒 | ロック

週末はRock。今宵の一枚はBlue OystercultのOn your feet or on your knees。録音は1974年のライブ、レーベルはcolombia。このバンドでまず思い浮かぶのはゴジラ。あのゴジラをテーマにした曲があるのだ。定かな記憶はないが70年代の終わりに新宿厚生年金ホールでのライブに行った。隣に座ったヤンキーのおねいちゃんに拙い英語で話しかけ、「今日のライブどうだい。イケてる。?」などなど訳の分からんことを聴いた記憶が。(笑)ライブ盤2枚組みとタップリと聴きごたえのあるボリューム。例によってこのアルバムを針を落としたのは30年ぶりぐらいにて、懐かしさが先に立つ。意外に聴きやすい。Hard  Rockにしては思いのほかメロディアスであまり煩くない。guitarが2本、時に3本になるがLed Zeppelinのような畳みかけるような音作りではない。どこかノンビリした空気が感じられる。やはりアメリカのバンド故かな。

 

side A

1.Subhuman

2.Harvester og eyes

3.Hot rails to hell

side B

1.The red and black

2.7 screaming diz-busters

3.Back's booge

side C

1.Then came the last days

2.Cities on flame

3.ME262

side D

1.Before the kiss

2.I ain't got you

3.Born to be wild

(personnel)

Eric Bloom(guitar,vocal)

Donald Buck Dharma Roser(guitar,vocal)

Allen lanier(guitar,keyboards)

Joe Bouchard(bass,vocal)

Albert Bouchard(drumas,guitar,vocal)

 

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田代ユリ(ニューサウンズ・イン・オルガン)

2016年03月04日 23時58分28秒 | ジャズ

今宵の一枚は田代ユリのニューサウンズ・イン・オルガン、録音年月日は不明、レーベルはCBS Sony。不思議なことにこのアルバムそこそこ有名なのに、録音データはもちろん、演奏者のcreditが田代ユリ以外一切ない。bassが非常に印象的でなかなか聴きごたえがあるのだが残念。誰かなぁ。?オルガンという楽器は普段ほとんど聴かないし、そもそもメジャーな楽器ではない。musicianもJimmy Smithぐらいしか思い浮かばない。日本では田代ユリぐらいしか知らない。地味な楽器?で音が伸びるので、ユーモラスな響きが前面に立ってしまうので、気合を入れ対峙して聴く気にならないのだ。間延びした音、といったら失礼かもしれないが、マジになれないのだ。

先入観なしによくよく聴き込んでみると思いのほか新鮮。「お、これは。!!」といったフレーズが聴き取れる。

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Ray Bryant Trio(Con Alma)

2016年03月02日 01時03分37秒 | ジャズ

 

 

 

今宵の一枚はRay Bryant TrioのCon Alma。録音は1961年、レーベルはCBS。Ray Bryantはパワフルでダイナミックな演奏が特徴でグイグイと押してくる。このアルバムでもA面2曲目Milestonesの,アップテンポで畳みかける演奏は胸のすく思いである。何故か日本では今一つ人気がないがなぜだろう。Oscar Petersonほど流麗ではないし、抒情的で時に耽美的ですらあるEvansとはずいぶんと味わいが違うからか。タッチが独特?かもしれない。Ray Bryantが弾いている、とすぐわかるのだ。お勧めは彼のオリジナルであるB面の頭、Cubano Chant。ラテンの香りが高いアップテンポな曲で、Mickey Rokerのdrumsも素晴らしく息の合った演奏が聴ける。B面ラストのC Jam bluesもおもしろい。Oacar Petersonの演奏が有名で、耳タコだが、これがまるで違う。別の曲の様だ。比べてみると実に興味深い。

 

 

side  A

 

1.Con alma

 

2.Milestones

 

3.Ill wind

 

4.Nuts and bolts

 

side B

 

1.Cubano chant

 

2.Round midnight

 

3.Autmn leaves

 

4.C Jam blues

 

 

 

(personnel)

 

 

 

Ray Bryant(piano)

 

Bill Lee(bass )

 

Mickey Roker(drums)

 

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Don Friedman(Meant to be)

2016年03月01日 00時10分45秒 | ジャズ

今宵の一枚はDon FriedmanのMeant to be。録音は1987年、レーベルはAlty。Don Friedmanといえば、circle waltzが良く知られ世間ではEvans派とされているが、このアルバムを聴くと全然違う。Evansよりはるかにダイナミックで音数も豊富。ソロ演奏ながらまったく飽きない。耽美的ですらあるEvansに比べ、力強く儚さなど微塵もない。パワフルにグイグイと押してくる感じだ。タッチの強さは格別。 このアルバム日本のレーベルである。録音場所もエンジニアも日本人である。ソロの演奏ながらまったく飽きることなく聴き入ってしまうのは演奏も素晴らしいが、録音が秀逸。pianoのおもしろさ、音色の多彩さを余すところなく表現し、これでもかとシャワーの如くpianoの音が降り注ぐ。 埋もれた名盤かもしれない。機会があればぜひ、聴いて欲しい。

side A

1.Meant to be

2.New dawn

3.Let's dance

4.Circle waltz

side B

1.Beautiful love

2.Body and soul

3.Apart

4.Waterside

(personnel)

Don Friedman(piano)

 

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