歴史作家 智本光隆「雪欠片―ユキノカケラ―」

歴史作家 智本光隆のブログです。

祈念―がんばろう東北―

桜の花に癒され、地震の爪あとに涙し・・・しかしながら確実に仙台の街は復興しております。1歩づつではございますが、前進していきたいと思っております―8年前、被災地からこの言葉をいただきました。今年もまた、春がめぐって来ました。今も苦しい生活を送られている方々に、お見舞いを申し上げます。本当に1日も早い復旧、復興がなされますよう、尽力して行きたいと思っております。

桃山乱戦奇譚紀行第10回―石垣山城 天下人への城―

2013-07-20 08:20:12 | 桃山乱戦奇譚
そして、登城口へ無事に到着!







石垣山は元の名は「笠懸山」
豊臣秀吉が小田原城攻めの指揮をとるべく、
動員人数3万、工事期間80日で築いた陣城です。
「築城の名人」と呼ばれた秀吉の、ひとつの城の完成型がここにあります。


この城、最大の特徴は関東で最初の総石垣の城であるということ。
ちなみに、日本で最初は伊勢北畠氏の居城・多気御所(霧山城)です。
その遺構は石垣山一夜城歴史公園として整備されております。
まずは、その様子から、、、













一部、歴史公園整備時に手は入っているのであろうが(w
思ったよりも石積みは乱雑?な印象ですが。
もっとも、戦城なわけでこれが当然か?





さてと、、、それでは山頂へ。

桃山乱戦奇譚紀行第9回―天下人への道―

2013-07-07 12:33:12 | 桃山乱戦奇譚
さて、この紀行は実際の取材順ではなく、物語の進行に沿っており、、、
次は小田原城攻めにおける豊臣軍の総本陣「石垣山」へ。



その名も「出世道」


・・・箱根の山中でも思ったのだが、
秀吉の側を全面に推している周辺自治体。いいのか?



とにかくまあ、登山を開始!!
なお、バス等はありません。
早川駅をスタートしたのが15:03分で。







そしてこの一本道、石垣山の参陣した武将たちとして、
パネルが随所にはめ込まれております。上のは「名人久太郎」と呼ばれた堀秀政。



伊達政宗に、、、



秀次の兄さぁ・・・



・・・千利休。



いや、淀って。


他は宇喜多秀家に徳川家康。
何故、この人選なのか(w


蒲生氏郷 「出世した人間・・・という訳でもないか。お前が入ってないしな、与一郎」
細川忠興 「ほっといて貰いたい。どうせ関白殿(秀吉)とは、いつも相性悪い」
高山右近 「仕方ないので、焼き肉でも食べに行きますか?」



そんなミニコントはおいといて、ひたすら登り・・・



みかんの季節も終盤。


振り返ると海が!!




そして出世道の頂点に立つのは、
関白・豊臣秀吉殿下。
時計は15:43分。
ジャスト40分か(注:写真と撮り撮りで登ってます)


そうそう、途中でこんな感じのも、
もう、無人だとは思いますが・・・




なんか、日本昔話に出てきそうな感じで(w
さて、次回は石垣山城へ。



智本光隆

桃山乱戦奇譚紀行番外―新田義貞 小田原に眠る―

2013-06-26 21:52:52 | 桃山乱戦奇譚
さて、次なる目的地に行く前に、
実は小田原周辺に行ったら、前から行って見たかった場所が一ヶ所。





新田義貞が戦死したのは延元3年(1338)閏7月2日。
越前燈明寺畷において、足利軍との戦いの中でその生涯を閉じました。
さて、、、その墓所でありますが、


・福井県坂井市丸岡町称念寺
・京都市右京区滝口寺
・群馬県桐生市新里町善昌寺


などにあります。
群馬県内は他にもあったはず。なお、市町村合併後の地名にはあまり自信はありません(w


福井は戦死地、京都は首実検の後に葬られ、
群馬は郎党が首を持ち帰り、それを弔ったと伝えられています。
その中で義貞と関係ない場所が、小田原・・・
大学のころから気になってまして、、、





小田原市東町


ありました!
酒匂川を越えてすぐのあたりで、割と簡単に見つかりました。
義貞の戦死後、家臣の宇都宮泰藤が首を奪い返し、
上野新田へと運ぼうとして途上、この地で病に倒れ、、、
止む無くこの場所へと葬った・・・とのことです。


一時期、荒廃したとのことですが、
現在でも、地元の人には大切にされている様子が窺えました。
群馬の人間として、義貞を研究した者として、
そして、応募作に新田を選んだ者として(w
地元の方々にお礼申し上げる次第です!!





酒匂川の上を飛んで行く。
・・・オスプレイ?




智本光隆

桃山乱戦奇譚紀行第8回―太閤秀吉の石風呂―

2013-06-14 23:47:05 | 桃山乱戦奇譚
さてと、空腹も癒されたところで。。。



「太閤石風呂通り」


太閤の石風呂へ向かう。
事前に調べてありましたが、今は直近までは行けず、蛇骨川の反対から見るとのことです。



「太閤の滝」


途中にある「太閤の滝」
落差は約10メートルだそうですが。
しかし・・・小田原もそうですがこのあたりの自治体、全力で「秀吉の方」を推している(w






そして、到着。
秀吉が将兵を労うために作らせたと、今に伝わる石風呂。
秀吉本人が入ったかは不明。
もちろん、美女を集めたのかも(w
・・・何故か、各メディアは当然のようにそう描いていること多し。
それは『天下人の血』も含めて!!


それと、真横に倒れている白いもの。
「何だろう?」と思ったのですが、
「太閤の石風呂」の案内板らしいです。帰ってからネットで見ました。
直して下さい、箱根町様(w



「万年橋」


これは国道138号が渡る「八千代橋」と、太閤の石風呂の間。
明治時代に架橋されたという、「万年橋」の残骸です。
形式は吊り橋のよう・・・
明治20年に上流に橋(現八千代橋の前身の橋)がかけられ、役割を終えたとのこと。
対岸がすごく気になる(w




あとは、有名は富士屋ホテル。明治11年創業。




道には「黄金の瓢箪」が!!


強風の中、この日はこれにて小田原へと戻ると。。。




3体のドラちゃんがお出迎え!!
「ドラえもん100年展」が開催期間中でした。
右から秘剣電光丸、とりよせバッグ。
一番左は・・・光りゴケ?

『桃山乱戦奇譚 天下人の血』電子書籍版

2013-06-11 22:28:51 | 桃山乱戦奇譚
今回は電子書籍版が早くも発売になりました!!



                        
                             『桃山乱戦奇譚 天下人の血』



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もちろん、通常版?でも好評発売中です。
どちらもよろしくお願いします!!



智本光隆