「のぼうの城」の公開はじまったようで。
いつ見に行こうか。。。
さて、吉治についてちょい補足を。
今作、『関ヶ原群雄伝』で使う予定だったエピソード、形を変えてけっこう使用しています。
こう書きますと『関ヶ原群雄伝』が打ち切りかなんか見たいですが、あれは3巻予定の完結です。
あくまで、作者的に続けるとしたら・・・の意味。
書いたかも知れませんが、ラストシーンの秀頼が忠輝、五郎八姫、それに千姫と豊国廟に詣でて、
そして鴨川に太刀を投じる場面・・・あれは元々、吉治・・・というか、大谷吉勝に考えた場面です。
合戦の終結後、琵琶湖畔に立つ父・吉継の墓所を幸村、安岐、それに辰子と参り、
そして琵琶湖に太刀を報じる・・・と。
吉治と幸村は結局、どっちにもいる訳ですが。
でも、結果的にですが乱世を鎮めるのは、秀吉の後継者である秀頼の役割であり、
この役は、秀頼にこそ相応しかったような気がします。
作者的には6巻をかけて、『関ヶ原群雄伝』開始当初に考えたラストに辿りつけ、
けっこう満足しています。
「蒼天の国」という終章タイトルも、最初に考えたものです。
いずれにせよ、大谷吉治(吉勝)という人間の物語は、これで完結しました。
うちの母曰く、「あの粗忽者っぽいのが、よくここまで」だそうです。
あと、辰子(三成三女)とくっついて良かったという声、ネット上で見た(w
吉治は公儀奉行となり、名実ともに父吉継や、石田三成の跡を継ぎました。
豊臣恩顧の大名はほとんど死んだので、かなりやりたいことやれます。
そのために、吉治が見殺しにしたんじゃないかという程に(w
彼の一連の物語はこれにて終了です。
今後、仮に智本作品に大谷吉治(吉勝)が出ても、別設定になる・・・はずです。
ああ、それとですね。これは時々、ちょこちょこと突っ込まれていることですが・・・
Q.『関ヶ原群雄伝』で吉勝ってなんか、出生の秘密あるっぽかったよね?
A.はい、すみませんありました!でも、出す前に物語が終わりました!!
一応、『豊臣蒼天録』ではその設定、リセットになってはいるんですが。
(だから、身体的特徴をカットしてある・・・と)
・・・一応、今後使うかも知れないので伏せておこう。別設定になると言って舌の根も乾いていない(w
やっぱり、デビュー作の主人公には愛着ありますね。