歴史作家 智本光隆「雪欠片―ユキノカケラ―」

歴史作家 智本光隆のブログです。

祈念―がんばろう東北―

桜の花に癒され、地震の爪あとに涙し・・・しかしながら確実に仙台の街は復興しております。1歩づつではございますが、前進していきたいと思っております―8年前、被災地からこの言葉をいただきました。今年もまた、春がめぐって来ました。今も苦しい生活を送られている方々に、お見舞いを申し上げます。本当に1日も早い復旧、復興がなされますよう、尽力して行きたいと思っております。

元祖ソースカツ丼「西洋亭 市」

2013-01-12 23:34:18 | 日記
初市の続き(w
さて、なんか食べようかと歩いてみる・・・と、




「西洋亭 市」 元祖ソースカツ丼として有名な店です。
創業は大正4年。実は今まで、行ったことない。




店内はこんなストーブのある、レトロな感じでよいです。
学校のイスみたいのが置いてあり、これは「昭和」っぽさの演出なのかな?



元祖ソースカツ丼(ヒレ) 800円


これ、実に独特な味で美味しいです。
何度か蕎麦屋のソースカツ丼は食べたことありますが、ちょっと違う味。
おそらく、ソースが違うと思われる。
基本、カツ丼は卵のが好きなほうですが、これはおススメします。
あと、チキンカツもあるがこれも美味でした。


さて、ところでこの「元祖」というのは、、、
「ソースカツ丼」は大正2年に高畠増太郎氏が東京の料理研究会で発表し、
高田馬場の「ヨーロッパ軒」にて提供したとされています。
しかし、この店は関東大震災にて倒壊・・・
高畠氏は郷土の福井へと帰り、そこで新たにソースカツ丼を作り始めたということなのですが、、、


この「西洋亭 市」は、高田馬場閉店~福井店舗が開店する前の大正4年に創業、
そしてソースカツ丼をはじめたと。
つまり、高田馬場の「ヨーロッパ軒」が現存しない以上、こっちが元祖!!!
・・・まあ、元祖論争は個々人の解釈にて(w


なお、「ヨーロッパ軒」はドイツ料理を元にしているらしいですが、
こちらは卵が簡単に手に入らず、代わりのものでカツ丼を作ろうと試行錯誤の結果らしいです。
まったく別のアプローチなわけですね。
あと、食べたのはヒレなので、次はロースを是非とも!!



智本光隆