SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

『パイプのけむり』

2024-03-06 09:11:00 | 日記


昔の愛読書のひとつに
パイプのけむりが
ありました。
作曲家の團伊玖磨氏が
36年間書き続けられた
随筆1842本です。

今でも覚えているのが
シラミの歌。

戦争中、陸軍音楽隊の
上等兵だった團氏と
芥川也寸志氏。
ある日の午後、
虱が一匹、机の上を
這い回っているのを
見つけました。

シラミは音階になって
いるところから
2人で作曲?

「ソラ ソラ シラミ」

「ドラ ドラ シラミ」

「ミレド ミレド シラミ」

「シ・ラ・ミっ!」

大笑いした
楽しい思い出です。




團伊玖磨氏は
上皇さまと上皇后さまの
ご成婚のときに
『祝典行進曲』を
作曲されました。

『コンサート用の優雅な
曲想の行進曲を作曲して
これからの希望あふれる
日本を祝福したかった』と
語られていました。

初演は
ご成婚の日の夕方
国立競技場での
「皇太子さま
ご結婚お祝いの夕」で
陸上自衛隊、海上自衛隊、
航空自衛隊、警視庁、
東京消防庁、
皇宮警察本部の音楽隊と
アメリカ第五空軍軍楽隊の
合同で行われました。

その後、1964年の
東京オリンピックの開会式
1984年の
ロスアンゼルス・
オリンピックの開会式でも
演奏されています。
1990年のおふたりの
即位の礼などでも
演奏されました。

現在の
天皇・皇后両陛下の
御結婚のときには
團伊玖磨氏は
新たに
『新・祝典行進曲』を
作曲されました。


「祝典行進曲