SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

万博の赤字

2024-03-12 15:56:00 | 日記


小雨の朝
裸木に沢山の鳥たちが
集まってきて
ペチャ・クチャ賑やかな
おしゃべり。
何か良いニュースでも
あったのかな。



   ✨✨✨✨✨




1873年に
シュトラウス2世は
「ウィーン気質」を作曲
フランツ・ヨ―ゼフ1世の
長女ギ―ゼラと
バイエルンの王子
レオポルドのために
作られた曲で
4月に楽友協会で
開かれたた宮廷オペラ
舞踏会で初演されました。





又、この年には
5月1日―10月31日まで
ウィーン万国博覧会が
開催されましたが
プラ―タ―公園に
設けられた会場は
4年前に開かれた
パリ万博の5倍の
広さでした。



メイン パビリオンの
大ド―厶

シュトラウス2世も
万博成功のために
ワルツ「わが家で」を
作曲して初演しています。

しかし万博初日の
5月1日、
ウィーンは季節はずれの
寒波と風雨に見舞われます。
悪天候は5月いっぱい続き
その間に株価が暴落して
景気は一変し
コレラの流行という
悪条件が重なり
膨大な赤字を残して
閉幕しました。

翌年、シュトラウス2世は
オペレッタ「こうもり」を
書きあげます。
オペレッタとは
コミカルなオペラのことで
数あるウィンナ・オペレッタ
の中て最高峰とされれ作品でウィーンの年末年始の
風物詩としてお馴染みです。

「こうもり」の大成功で
経済破綻などの困難に
あっても途絶えることなく
ウィンナ・ワルツは
更に洗練されていきます。

オペレッタ「こうもり」
(0‘34‘‘)