SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

旅の思い出

2024-03-30 17:45:49 | 日記

昨日は雨が上がり
良いお天気に
なりました。
芦屋川の桜は
まだですが
春の陽気で
子供達は半袖でした。


   ✨✨✨✨✨

今夜は
復活祭徹夜祭
一番懐かしい思い出は
フランスの
ソレム修道院の典礼です。







ソレム修道院は
世界の数ある
修道会の中でも
典礼が最も美しいのです。
ソレムの影響を受けた
作曲家は多く
メシアン、バルトーク
ストラヴィンスキーなどが
グレゴリアンのリズムを
とり入れています。
ドビュッシーも
ソレムに滞在して
いました。




パリからTGBで
サブレの駅に降り立つと
タクシーで10分位。
アンジューといわれる
この地方は
フランスの庭と
いわれるほど
風光明媚で
葡萄の名産地です。

男子修道会ですので
私は修道院の前にある
ホテルに
チェック・インします。



可愛いらしく
設えられたお部屋。





 

荘厳ミサは
ラテン語で唱えられ
グレゴリアンが
歌われますが
磨き抜かれた
歌とオルガンで
捧げられる典礼は
真の美に触れた
思いがするのです。
水曜日に到着して
朝の祈りから
晩課までの聖務日課と
ミサに与かりますが
数世紀を経ている聖堂は
一日一日味を深めていく
気品高い美しさでした。

聖土曜日の復活徹夜祭は
キリストの復活を
記念して
11時過ぎから
光の祭儀が
始まりますが
真夜中に
キリストの復活を
告げる鐘が町中に響き
グロリアが歌われると
眠っていた鳥達が驚いて
一斉に飛び立って
いくのです。
ミサが終わるのは
午前2時頃。
ホテルに戻り
乾杯してから
眠りに就きますが
翌朝からホテルは
イースター休暇に
入りますので
朝食を済ませて
チェック・アウト後は
パリのホテルに
移動していました。

ソレムには
違う時期にも
3回訪れて
滞在しています。