SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

ステンドグラスの色彩感

2022-09-05 21:47:00 | 日記


オリヴィエ・メシアン。
(1908―1992)
フランスの作曲家。

20世紀最高の作曲家で
名オルガニストでした。



ネクタイ無し派で
定番のお出で立ちは
ステンドグラスを連想
させるような
派手な色柄のシャツです。

メシアンは生来、
音を聴くと色が
イメージ出来るという
稀有な資質の持ち主。
彼の作品はピアノ曲であれ
オルガン曲であれ
オ―ケストラ作品であれ
豊かな色彩表現に支え
られていて、
その色彩の豊かさは、
大聖堂のステンドグラスに
匹敵するようでした。

メシアンの音楽には
3つの特徴が
あります。

第1はカトリックの影響で
メシアンの音楽を支える
基本であることは
ゆるぎない真実です。
ほとんどすべての作品が
カトリックの教義を前提に
して書かれています。
これらは彼が単に信者で
あるだけではなく、
神学者であったことと
関係しているのだと
思われます。

そして次にヒンドゥー教の
影響。
これは大作「トゥランガリラ
交響曲」にみられ
インド音楽をテ―マとして
12音技法を駆使した
大作です。


そして最後に自然の音の
追及。
メシアンの作品には
鳥の歌声を題材にしたものが
多く、そのこだわりは
異彩を放っています。
彼が優れた鳥類学者でもあり
実際に学術的な発見も
少なくないのです。
彼は鳥の声を聞きわけ、
それを驚くべき正確さで
採譜することができるの
でした。
有名な「鳥のカタログ」で
彼はいろいろな鳥の鳴声を
ピアノで表現しています。

   🎶🎶🎶🎶🎶

1985年、京都賞を授賞され
日本とも関わりの深かった
偉大な作曲家でした。

  ✨✨✨✨✨

前奏曲集1番「鳩」
メシアン夫人の
イヴォンヌ・ロリオの
演奏です。(1‘52‘‘)










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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
メシアン (たこちゃん)
2022-09-06 22:11:07
こんばんは。
まだまだ暑いですね。
昨夜は寝付けなかったので、
きつい1日でした。

メシアン、名前だけしかしらないのですが
才能豊かな人なんですね。

音を聴くと色がイメージ出来る人というのが、
存在するというのは、どこかで読んだような気がします。

日本にも、鳥の鳴き声ばかり研究している
科学者がいますね。
ちゃんと鳴き声で情報を伝え合って
いるらしい。
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Unknown (m-sha)
2022-09-06 22:54:42
こんばんは。

たこちゃんも?
私も昨夜は暑くて寝付けなくて
エヤコンの温度を寒いかな?と
思いつつも1度下げましたら
眠れました。
今朝は台風の影響で
暑くて熱風が吹いていましたよ。

メシアン、凄い作曲家ですね。
楽譜が難解なものが
ありますが、弾けると
音はとても面白いです。

鳥の鳴声の描写は緻密で
細かい音符が並んでいます。😱

今は休憩中。(笑)
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