1809年、ドイツ
ハンブルクの
ユダヤ人家庭に生まれた
メンデルスゾーンは
間もなくベルリンに
移ります。
父アブラハムと
妻のレ―アは
熱心に子供達を教育
しましたが
基礎教育は父親が
文学や音楽など芸術は
母親が教えました。
10歳になるころ
ギリシャ語やラテン語など
を教える教師として
当時、最高の言語学者が
やってきました。
又、ピアノは
一流の演奏家が教え
絵画の訓練も
始まりました。
↓
そんな10代の頃に
ドイツの文豪ゲーテを
訪れます。
巻毛で美少年の
メンデルスゾーンは
バッハやモ―ツァルトの
作品に加えて
自作のピアノ曲を
披露しましたが
72歳のゲーテは
感動で言葉が
出なかったようです。
それ以降
メンデルスゾーンは
ゲーテのもとに
足しげく通います。
ゲーテは
べ―ト―ヴェンの音楽に
無関心でしたが
メンデルスゾーンは
60歳以上年上のゲーテに
物怖じすることなく
べ―ト―ヴェンの魅力を
切々と訴えました。
同時代の音楽家たちと
交遊のあった
ゲーテですが
最も高く評価したのは
メンデルスゾーン
だったのです。