小諸 「遠州家」料理の部屋

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春の彼岸・・・3月18日~24日

2010-03-19 17:03:20 | 日記
丁度、春の彼岸に入り、良い機会なので、少し調べてみました。

「彼岸」とは、「彼の岸(かのきし)」つまり向こう岸ということです。
浄土の世界、あるいは大悟の世界、すなわち一切の煩悩・無明(まよい)を断ち切った悟りの国という意味です。 
 これに対してこちら側の岸を「此岸(しがん)」と言います。意味としては、「私たちが日々人間苦や人生苦など、生死煩悩の世界に於いて生業に追われている岸」と訳されてます。

 彼岸という言葉は、古代インド語の波羅蜜多(パーラミター)が語源で、意味は「彼の岸へ至る」ということです
煩悩と迷いの世界である【此岸(しがん)】にある者が、「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をする事で「悟りの世界」すなわち【「彼岸」(ひがん)】の境地へ到達すことが出来るというものです            『六波羅蜜寺』ホームページより引用


浄土思想で信じられている極楽浄土(阿弥陀如来が治める浄土の一種)は西方の遙か彼方にあると考えられています(西方浄土説)。春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりとも言われます。

 太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられていたのです。
春彼岸・・・春分の日を中日とした前後3日間の計7日間
秋彼岸・・・秋分の日を中日とした前後3日間の計7日間

お彼岸には、お盆のように特に決まった行事や飾り付けをすることは少なく、一般に中日かその前後に家族でお墓参りに出かけることが多いようです

- お彼岸を迎えるには次のような準備をします -

●お仏壇、仏具の掃除
●お墓の掃除
●供花やお供え果物・菓子などの他、精進料理をお供えする
●お墓参りするときは事前にお寺様または、霊園の管理事務所等に卒塔婆をお願いしておき ます。(宗派によっては不用のところもあります)

◆春のぼたもち・秋のおはぎ◆

 「ぼたもち」と「おはぎ」は、お彼岸のお供えにはかかせないものです。季節の花になぞらえて、春の彼岸にお供えするのが牡丹餅で、秋にお供えする場合はお萩と言います。

  また、本来牡丹餅はこしあんで、お萩は粒あんで作るのだそうですが、現在は区別が明確ではなくなっているようです



こうして、改めて「彼岸」について、顧みる事が出来、これも一つの修行の入り口だと思います
そこで今日の本題、当店の”牡丹餅”と、”くるみ餅”です