小諸 「遠州家」料理の部屋

美味しい食べ物、健康に良い「食」に向けて、大いなる好奇心、探究心で・・・!!
時には、雑記も・・・***

うなぎ雑学・・・関西風&関東風!?

2010-07-16 15:28:03 | 日記

Q.
うなぎの蒲焼きの関西風と関東風の違いって何でしょう
A.
関西風のうなぎは、腹開きにして、蒸さずに焼きます。パリッとしていて香ばしいのが特徴です。
関東風は背開きにして、一度白焼きしたものを、蒸してから再び焼きます。淡白で柔らかいのが特徴です。


Q.
関西風は腹開き、関東風は背開き。どうしてでしょう
A.
もともとうなぎは丸のまま塩焼きにして食べるか、ご飯の間にはさんだ「まぶし重」という食べ方が一般的でした。
江戸中期になって開く調理法が生まれました。
関西では商人の町なので腹開きでしたが、関東(特に江戸の街)では武士の切腹に繋がると、背開きなったと言われています。
ただし、関西でも「自腹を切る」に繋がるため、腹開きを嫌う人もいるようです。
   さすが、商人の地

Q.
どうして関西は蒸さないのに、関東では蒸してから焼くのでしょう
A.
一説には蒸すことで形を大きく見せたいという「見得をはる」「武士は食わねど高楊枝」に繋がる心理ではないかと言われています。

所変われば・・・で、色々と違いが有って面白いです

当店は関東風の仕上がりで、”ふっくら”です
「見得」と「見栄」は意味が異なるので、良い意味での「大見得を切る」に賛同です


今年の「土用の丑の日」は7月26日です!!

2010-07-15 15:52:24 | 日記
最近、梅雨の時期とは言え、毎日雨が降っていて”梅雨明け”が待ちどうしいです
今月20日が、夏の土用の入り、26日が十二支の”丑”の日に当たるので「土用の丑の日」になります


  万葉集、巻十六
「石麻呂に 吾物申す 夏痩せに よしと云う物ぞ うなぎ取り召せ」
                       大伴家持

・・・に詠われている様に 1000年も前から、夏ばてにはうなぎと言われていたようで、暑いときに食べると言うのはたぶん自然に生活の知恵として定着していたのでしょう

後に夏の土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が出来たのは、幕末の学者平賀源内が、夏場にウナギが売れないので何とかしたいと近所のうなぎ屋に相談されて、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。すると、物知りとして有名な源内の言うことならということで、その鰻屋は大変繁盛した。と、言う辺りに由来が有る様です

当店のうなぎです 


栄養的に、どうして夏バテ防止にうなぎが効くの? ・・・と言う事で補足です
ビタミンB1は水に溶けやすく、熱によって失われやすい性質をもっているため、夏になると汗と共に流れ出しやすくなります。
ビタミンB1は 神経や筋肉の働きを助ける役目をしているので、不足すると疲れやすく、夏バテと呼ばれる症状が出ます。
うなぎにはこのビタミンB1をはじめとして、豊富なタンパク質やビタミン・ミネラルを含んでいるため、夏バテ防止になるのです。
・・・納得です

・・・と言う事で当店も「土用の丑の日」に向けて頑張ります







差し入れに・・大きな「スイカ」!!

2010-07-14 06:19:10 | 日記
先日のお祭りに・・と、”鳥取産のスイカ”を頂きました
                
当店も”浅間火煙太鼓”の威勢の良い音と共に、賑やかなお祭りムード
有り難い事に、喉もカラカラここで頂いたスイカの”美味しい事”
皆感激でした
                


折角ですので、スイカの成分、栄養も披露させて頂く事に・・・

<利尿を促し、有害成分を排出>
スイカは、古くは漢方や民間療法でも、夏の暑さからくる熱を収め、利尿作用があるのでむくみや解毒に役立つ食べ物とされてきました。

化学的にはどのような成分がこのような働きにかかわっているのかと言うと、例えば、シトルリンというアミノ酸を含んでいて、体内に吸収されると、他のアミノ酸とともに、体内で発生するアンモニアを無害な尿素に変換させて排泄するように働きます。

またスイカにはカリウムが豊富に含まれ、カリウムは、ナトリウムとのバランスを保つので、余分なナトリウムの排出を促し、利尿作用を高めることから、ナトリウムのとりすぎからくる浮腫みの改善に役立つ・・・と言った効能が有るようです。

季節の食べ物にはそれなりに、自然界の意味が含まれているのですね

嬉しい差し入れ・・・有り難うございました




「するめいか」・・と、仲良しに!!

2010-07-13 18:56:00 | 日記
北海道産の肉厚で大きな”するめいか”が、目を引く場所に並び、またまた引き寄せられてしまいました
              

するめいかは、捕獲量、消費量共に、日本は上位に位置しているとの事寿司ネタ等にも比較的安価で、使えますしネ他にも天ぷら、煮物、刺身、パスタ、バターと合せても・・美味しいのです

そこで、今日は”イカシメジ・ベーコンバター”この組み合わせ中々相性が良いと思います
まずは、イカの内臓をそっと抜いて(後でこちらも使いたいので)分けておきます
              

エンペラ、上身、足をそれぞれ切り分けて
              

ベーコン、シメジ、青味も準備
              

バターで炒め、塩・胡椒・ニンニク少々・仕上げに香り付けのお醤油を鍋肌に少量回し入れます
              

出来立ての熱々で、イカの柔らかさ、ニンニクバターの香りを味わって頂きたい一品です

ここで、もう一品
先程のイカの内臓・・アルミホイルに並べ、軽く塩、酒を加えて
              
ホイル焼にし、お好みでレモンを添えてみては如何でしょうか
お酒も進みそうです







「冷し中華」を追い求めて・・・!!

2010-07-06 17:05:52 | グルメ
暑くなると、「冷し中華」のシーズン到来です
”冷しうどん”も好きですが、”冷し中華”には長い事、思い入れが有るので、この時期になると、私の中では”上位に鎮座”です

麺の茹で加減、具、タレ・・全てが絡み合い、調和される・・奥が深いのです
当店も勿論、今年バージョンを完成させたつもりではおりますが、他所のお味も研究させて頂きに行って参りました
              
以前”懐かしの中華そば”を紹介させて頂いた、小諸、御影の、タンタン麺一番亭さんです
麺はモッチリとした細めん・・締り加減がGOOD具は画像の奥に隠れてしまっているチャーシューの太目の切り方が豪華で美味しいそれと、味付き半熟卵(錦糸卵とは別の美味しさ)ワカメ、トマト、キュウリ、もやし、コーンと彩り、栄養バランス共にですね
タレ行きます一口目・・若干甘めと思ったのも束の間段々麺、具、タレが絡み合い始め、最後のスープ一滴まで完食
正直、美味しかったです
ラーメンのスープで調合されているのでしょうね。後味が本物だと思いました


鮎・解禁・・・!!

2010-07-04 16:45:12 | 日記
当店のお客様”鮎つり”が事のほかお好きなご様子休日に、出掛けるのだと、目を輝かせていらっしゃいました
そんな、旬の”鮎”塩焼きにして、お膳に登場です
              
              
体中の”ヒレ”に(特に背びれ&尾びれに)化粧塩をして、素敵でしょう

次回は”釣りの成果”のお話が伺えそうです
想像ではこんな感じ

              

楽しみですネ~





雑節・・・「半夏生」・・・7月2日!!

2010-07-02 06:03:24 | 日記
関西地方のある地域には、半夏生(はんげしょう)にタコを食べる風習があるとの事
半夏生とは、夏至から数えて約11日目の雑節。 だいたい毎年7月2日だそうです。
     
この時期は雨が多いので農作物がタコの吸盤のように大地にはいつき、しっかり根付くようにという願いと、これから夏にむけて体力・精力をつけるという意味でこの時期の旬であるタコを食べるようになった・・・との事です。 
     

タコには◎疲労回復、血圧・コレステロール値を下げる働きのタウリンが豊富
    ◎低脂肪、低カロリー
    ◎味覚や嗅覚を正常に保ち、血行を促進する亜鉛を含む
     といった効能があり、積極的に摂取したい食品の様ですネ

              
折角ですので、今日は”タコ料理”を戴き、元気に頑張りたいものですネ