新作 ～ 「妖精の結婚式」 その６４

そー言えばね、今日こんなの見つけたんですよ。

　診断メーカー　「あなたが東方の幻想郷の住民だったら」

好きな名前入れて、遊んでみてね！

ちなみに、「まかろん」でやると

「まかろんの性別は東方では珍しい男で、種族は半人半獣であり、珊瑚色の髪、
　コーヒーブラウンの目をしていて、虚実をすり替える 程度の能力を持っています」

・・・いいかもしれない！

さらに、某好きなキャラ名でいくつかやってみると、結構的を射てる結果が。

おもろいね！

では、続きでーす。


2014年6月10日～ブログ直接投稿　「妖精の結婚式」　その６４

　　いやそんなことないけど
　　とさやかさんが　内心思ってると
　　僕上でやりたい！　と紅カエルが騒いだ
　　おもしろそうじゃん！　行こうよ！
　　そう言って　さやかさんの手にぽんと乗った

＜つづき＞

水速ヤ　君も早く楽器取ってきなよ！
紅カエルは　手の上に乗ったままの
茶色の斑点カエルに　声をかけた
ふむ　と斑点カエルはぽんと降りた
雨呼ビ　君はどうするかね？

うーん　と雨呼ビは頭をかいた
確かに　もう少し広くて明るい所で
練習できたら　助かるけど・・・
と他のカエルたちを　振り返った
君らは　どうしたい？

やってみれば良いのでは？
と　枯葉色のカエルが淡々と言った
具合が悪ければ　戻るだけです
草群ラ ｻﾝ の言う通りよ！
と　綺麗な緑の小さなカエルが言った

木ノ皮と水速ヤ　君らはどうだ？
と　雨呼ビが尋ねた
私は　皆が良いなら良いがね
と　水速ヤは首をすくめた
私の楽器は　さほど大きくない

俺は・・その人間サンがちゃんと
気をつけてくれるンなら　まあ
と木ノ皮は　何かを軽くなでた
わしはもちろん　行くぞい
と　石護リが胸を張った

では　そういうことで
と雨呼ビは　さやかさんを見上げた
あっ・・と　ちょっと待って
さやかさんは　気の早い紅カエルを下ろした
濡れないよう　上に何か着てくるわ


＜つづく＞


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変更：2018年8月12日
さやかさんは　服を示した　→　さやかさんは　気の早い紅カエルを下ろした

新作 ～ 「妖精の結婚式」 その６３

急に暑くて溶けそうです。

続きです。


2014年6月10日～ブログ直接投稿　「妖精の結婚式」　その６３

　　雨を避けねば　なりませんので
　　と枯葉色のカエルが　ンククと
　　落ちついた声で　答えた
　　元は旦那方のもので　風雨に強いとはいえ
　　水漬けにして　良いわけありません

＜つづき＞

ふーん　とさやかさんは言った
でもそこ　皆で潜るには狭苦しそう・・
あのさ　とさやかさんは傘を振った
そこじゃなくて上で　やってみたら？
これで　雨防げば良いし

いやぁ　と先のヒキガエルより若い声で
褐色のヒキガエルが　さやかさんに答えた
ここで充分っスよ　コイツら連れて
上まで上がるの　面倒デスし
と　傍の何か黒っぽいものを叩いた

あ・・うんそうね　うん
とさやかさんが　もごもご言ってると
これ木ノ皮！　と石護リらしき
ヒキガエルが　声を上げた
若いくせに　だらしないこと言うでない

じい様こそ　と木ノ皮と呼ばれた
ヒキガエルが　のったり言い返した
それ抱えて　どうやって上がるんスか
む・・　と石護リは何やら
かさばるものを抱えて　押し黙った

必要なら　あたしが持ち上げるけど
と　さやかさんは言った
・・そうれ見ろ！　と
石護リは　勝ち誇ったように頭を振り上げた
このお嬢さんは　たんと頭があるんじゃ

いやそんなことないけど
とさやかさんが　内心思ってると
僕上でやりたい！　と紅カエルが騒いだ
おもしろそうじゃん！　行こうよ！
そう言って　さやかさんの手にぽんと乗った


＜つづく＞



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変更：2018年8月12日
褐色のヒキガエルが　応えた　→　～　さやかさんに答えた
石護リは　勝ち誇ったように言った　→　～　勝ち誇ったように頭を振り上げた