私の父の末弟は親兄弟から
“ためちゃん”と呼ばれていて、子供心にも
風変わりな名前だと思っていました。
近所の神社(東京のどこだったのかしら?)の神主さんに
つけていただいた名前だと聞いていましたけど。
今日は公民館の漢文市民講座で
もしかして、これが由来かな?と思えるフレーズに出会えて
ちょっと嬉しかったヮ。
論語に出てくる「為」という字には
いろろな意味があるのですって。
「里仁第四」に
「子曰く、能く礼譲を以て国を為(おさ)めんか。」とあり
この場合の「為」は「治める」の意味。
その他にも「助ける」「行動する」「学ぶ」「人格」などの
意味があるということを、それぞれのソースを示して
教えていただきましたョ。
で、「里仁第四」の冒頭は
「子曰里仁為美」(里は仁を美となす)
きっと叔父の名前を付けてくださった神主さんは
論語のこのフレーズから命名してくださったのじゃないかな
と一人で密かに楽しんでおります。
この場合の「美」は「善」(よし)ですって。
(2021/12/5 さいたま市浦和区 調神社)