マックいのまたのMalt Whisky Distillery

モルト好きで株式公開/上場(IPO)の経営戦略,マーケティング,M&Aを支援する経営コンサルタントのプライベートブログ

MACALLAN 1987

2015-05-21 10:30:30 | グルメ
ここまでの数回をお読みになるだけで、容易にお分かりになると
思いますが、シェリー樽仕込みのウィスキーは好みではありません。

よくモルト・ウィスキーが好きだというと、「マッカランだ」とか、
あるいは007が好きだとというと、「やはりマッカランですか」
とか言われるわけですが、シェリー樽熟成のウィスキーが苦手な
ため、普段はまったく飲みません。

しかし、ゴールデン・プロミス種のもつきめ細やかな美味しさは
ティピカ種では到底追いつけるものではなく、ゴールデン・プロ
ミスで作ったハイランドのホッグズヘッド樽熟成など、飛び上が
らんばかりに素晴らしいと思います。

今回は、バーボン樽のをという希望を出したら、ご提案いただいた
のが、たまたまマッカランだったという話でした。

macallan1987.jpg

とはいっても、やはり作り手という意味では一流の蒸留所が仕込んだ
酒ですので、味わいは非常に豊かで複雑であり、昔ながらの古き
よき伝統を今に伝える、職人気質の一本だったといっていいで
しょう。

ちなみに裏面のラベルをみると、

1987年蒸留、2008年瓶詰めの21年熟成。樽はジェームズ・
マッカーサーのバーボン樽熟成、アルコール度数は46度

ノートを転記しますと「マッカランには珍しいバーボン樽での21年
長期熟成。マッカラン特有のナッティでバタースコッチのような香り
と、蜂蜜のような味わいが、長熟ながら原酒の素性を損なうことない
バーボン樽で、よく表現されている。ふくよかでリッチなシングル
モルト」とあります。

そうですね。ブレンダーとしては、バタースコッチのような香りと
いうのを、作ろうと思ってもなかなか作れるものではありませんので、
このあたりは流石はマッカランというところだろうと思います。
 

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