2023年夏休みの最後のお出かけは横須賀観光でした。

立石→衣笠→観音崎と回ってきましたが、画像が多いので今回のブログであげるのは、立石から衣笠の蛇紋岩露頭まで。ここまでは岩石の旅となりました。

立石公園は秋谷にある相模湾に面した公園です。
この公園は、波打ち際に突き出ている「秋谷の立石」と呼ばれる高さ約12m、周囲約30mの凝灰岩の巨岩で有名です。
立石は、約2500万年前に海底に積み重なった地層が固まって、長い間波に削られて出来上がったものです。
立石→その先に張り出ている「ぼんてん」と呼ばれる岩場→そこに自生する松→海を挟んで眺める丹沢・箱根・伊豆の連山や富士という構図が美しく、古くから景勝地として愛されてきました。
江戸時代の浮世絵師、初代安藤広重は、立石の絶景を「相州三浦秋屋の里」と題して描いています。








泉鏡花「草迷宮」


























ここから衣笠へ移動。
目的は衣笠駅近くの蛇紋岩と、衣笠公園わきの衣笠神社です。



蛇紋岩とは、海洋プレート同士の衝突により、上部マントルの橄欖岩が地下深部の水分の作用を受けて変質した岩石のことで、マグマが冷えて固まってできた岩石とは別物です。
とても珍しいこの蛇紋岩露頭が、衣笠駅南口側の住宅地のはずれで見ることが出来るのです。
多分何も知らない状態で観たら、ただの岩石が露出した山体にしか見えないと思います。


蛇紋岩は含水鉱物で無数の割れ目があるので、蛇紋岩の傾斜地は大雨の時に山崩れが起きやすくとても危険です。
衣笠の蛇紋岩山体の前にも急斜地崩壊危険区域の看板が立っていました。が、真横にアパートが建っています・・・。

これは地面に落ちていた蛇紋岩のかけら。
蛇紋岩は、断層運動のときに岩石同士がこすれてつるつるした鏡肌になりやすいのです。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、薄く青みがかった滑らかな岩肌をしています。
ここから車で数分の衣笠公園へ移動。
衣笠公園は桜の名所ですが、私達の目当ては公園駐車場すぐ横の衣笠神社でした。
衣笠神社とその後に訪れた観音崎については、次回のブログにまとめる予定です。

立石→衣笠→観音崎と回ってきましたが、画像が多いので今回のブログであげるのは、立石から衣笠の蛇紋岩露頭まで。ここまでは岩石の旅となりました。

立石公園は秋谷にある相模湾に面した公園です。
この公園は、波打ち際に突き出ている「秋谷の立石」と呼ばれる高さ約12m、周囲約30mの凝灰岩の巨岩で有名です。
立石は、約2500万年前に海底に積み重なった地層が固まって、長い間波に削られて出来上がったものです。
立石→その先に張り出ている「ぼんてん」と呼ばれる岩場→そこに自生する松→海を挟んで眺める丹沢・箱根・伊豆の連山や富士という構図が美しく、古くから景勝地として愛されてきました。
江戸時代の浮世絵師、初代安藤広重は、立石の絶景を「相州三浦秋屋の里」と題して描いています。








泉鏡花「草迷宮」


























ここから衣笠へ移動。
目的は衣笠駅近くの蛇紋岩と、衣笠公園わきの衣笠神社です。



蛇紋岩とは、海洋プレート同士の衝突により、上部マントルの橄欖岩が地下深部の水分の作用を受けて変質した岩石のことで、マグマが冷えて固まってできた岩石とは別物です。
とても珍しいこの蛇紋岩露頭が、衣笠駅南口側の住宅地のはずれで見ることが出来るのです。
多分何も知らない状態で観たら、ただの岩石が露出した山体にしか見えないと思います。


蛇紋岩は含水鉱物で無数の割れ目があるので、蛇紋岩の傾斜地は大雨の時に山崩れが起きやすくとても危険です。
衣笠の蛇紋岩山体の前にも急斜地崩壊危険区域の看板が立っていました。が、真横にアパートが建っています・・・。

これは地面に落ちていた蛇紋岩のかけら。
蛇紋岩は、断層運動のときに岩石同士がこすれてつるつるした鏡肌になりやすいのです。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、薄く青みがかった滑らかな岩肌をしています。
ここから車で数分の衣笠公園へ移動。
衣笠公園は桜の名所ですが、私達の目当ては公園駐車場すぐ横の衣笠神社でした。
衣笠神社とその後に訪れた観音崎については、次回のブログにまとめる予定です。
そして風光明媚な海岸線。
岩場が面白いですね。
たくさん歩いたのでしょうか。
暑かったでしょう。
珍しい岩石なんですねー。
横須賀は鉱物とか地層などに興味のある人にとって面白い土地らしいんですよ。私はその方面に詳しくないのですが。
立石は夕焼けスポットだそうですが、真夏の青空ともくもく雲の元でもなかなか映えると思いました。