アメリカといえば、カード社会。
日本は現金社会(少なくとも自分は)だけど、
こっちに来てからは、大きな買い物でなくとも、
毎日のスーパーとかコンビにとかメトロの1ドル数セントのチケットですら、カードを普通に使う。
カードといっても、クレジットよりデビット(その場で引き落とし) がほぼ全域で使えるから、
いちいちサインしたり、っていう時間や手間がないし、
ネット上で金額の引き落としがリアルで確認できるから、支出入管理も家計簿もつけやすい。
だけど!
とあるワケで、支払う際に、お釣りの金額を予想して、敢えて現金を使いたい時がある。
この日、あまり期待はしてなかったものの、現金を出してみるかなー・・・と。
そして、お釣りにもらった一枚の クォーター をチェックしてみると・・・
!!!!
出たーーーーーー!!!!!
パーフェクトだーー!!!!!
STATE SERIES QUARTERS の
完成だーー!!
どーどーどー・・・ “ふんふん”いう鼻息を抑えて抑えて・・・
えっと。
何が出たのか、このマップは何なのか、一から説明をしなければならないですね。
まず、クォーターとは4分の1という意味、すなわち ¢25コイン のこと。
今からちょうど1年くらい前だっただろうか。
我々と同じようにアメリカで1年間の滞在をしていた先輩と、日本で飲み会をした時、
「お願いがあるんだー」 と見せられたのは、↑の写真と同じアメリカ合衆国のマップ。
ただのマップじゃなくて、クォーターコインがはめ込めるようになっているのだ。
先輩曰く、
アメリカでは1999年から、全50州それぞれの歴史・伝統・象徴を表すデザインのクォーターを発行する
50 State Quarters Program (HP)というのを行っているらしく、
そのクォーターを集めているという。
でも、日本に帰国した年以降に発行されるクォーターは、当然のごとく、手に入らないワケで、
「代わりに我々が入手できなかった22州分を集めてきてくれ!」 とお願いされてしまったのだ。
かくして、クォーター集めを、渡米してすぐに始めたのだけど、
やっていると、当然自分も集めたくなってしまうワケで、先輩の分と自分の分とダブルで収集開始。
ちなみに、通常のクォーターは、アメリカ国鳥 鷲 のデザイン。
でも、州ごとの特別コインは、こんなカンジに、各州のデザインがいろいろなのだ。
今住んでいる ヴァージニア のクォーターデザインは、船3艘。
初めてイギリスからの入植者が、アメリカ大陸はヴァージニアにたどり着いた時に使った
スーザン・コンスタント ・ ゴッドスピード ・ ディスカバリー の3つの船なんだろうな。
なんだか、こうして集めていると、アメリカの州の場所とか、なんでこんなデザインなのか、
っていう歴史や土地柄のことが分かったり、と、ちょっとしたお勉強になる気がする。
日本もやればいいのになー。
鳥取と島根がごっちゃになってたり、愛媛と愛知の違いが分からない友達も、
これなら、きっと一発で記憶に残るハズ?!
ちなみに、このコインのプロジェクトは、
1999年に始まり、なんと自分が渡米した 2008年 という年で完了するのだ!
2007年までのものは、もう既に世の中に出回ってるワケだし、
こりゃー簡単にゲットできるかな~なんて思っていた。
んが!
最後の最後まで ハワイ と アラスカ が出ない!!
12月に入ってからは、気が気でならなくて、とにかく「現金を使う毎日」。
お釣りで、なるべくクォーターが出るような支払い方をしたり、メトロで5ドル札をガンガン使ったり。
(メトロの自動販売機は、おつりが全部コインで出てくる)
でもこんな年末ぎりぎりになっても出ないなんて・・・
もしかしたら、我々が帰国するまでにも間に合わないかもしれない・・・
なんて心配していると、たった先日、アラスカが同時に2枚。自分の分とアニキ(先輩)の分確保!
あとは、ハワイのみ・・・ハワイ、来い来いこいこい、かもーんかもーーーん!
と思っていた矢先の出来事・・・で、冒頭に戻るワケで。
・・・ん?アニキの分?
ごめん、アニキ、何も考えずに、そっこー自分らのマップにはめ込んじゃいました。
だだだだいじょうぶっすよ、あと一ヶ月あるから、その間も現金使うようにしますからっ。
とかいって出なかったら、この一枚のハワイは、果たしてどんな運命になるのだろうか。
なにはともあれ、この一年間コツコツやってきたものの集大成が、何とか年内に完成!
でも、この1年も早かった!!
みなさま、今年も1年、お疲れ様でした。
こんな駄blogに遊びに来てくださる皆さまから、距離・時間関係なく元気をもらえました。
きっと日本へのホームシックにもならず、こんな心置きなく楽しめたのは、
こうして繋がっていられたからだと思います。
ホントにホントにお世話になりました!
また!
来年も、よろしくお願いします!!
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ハワイの小銭なら近所のオバマさんが行っているようなので、ホワイトハウスで両替してもらえば良いのでは?(笑)
アメリカでコインを作っているところは
「アメリカ合衆国造幣局」っていう所なんですが、そこが発行する特殊硬貨プログラムだそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%9B%BD50%E5%B7%9E25%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E7%A1%AC%E8%B2%A8
あはは、オバマ市はアメリカでも有名になっちゃいました(笑)。
ハワイは、やっぱカメハメハ大王のデザインっすよ。
そんな粋な仕組み、全然、知らなんだ。
全部の州のクォーターが、使えるのでしょうか自販機で?
実際にメトロでも、いつも色んなコインを使っていますし。
ホントにどんな仕組みなんだろう~。不思議ですよね。
これいいな~。
ほんと日本でもやってほしいっす。
500円玉で。
大阪なら通天閣かビリケンかな?!
東京なら東京タワーかな?
そんな事を想像すると楽しいね~。
これをご当地の日本酒でやるのも面白いでしょうね。
もうすぐ渡米1年ですね。
日本に帰ってきたらぜひとも、一緒に飲んでみたいですね!
ある意味貯金箱?!
アメリカはたった25セント=25円くらいなので、
50個集めても1250円くらいしかたまらないもんなぁ~。
この1年は本当に瞬殺で過ぎていったような気がします。
でも思い返すといっぱい色々あって・・・
日本に帰ったら、何から話そうか迷っちゃいます(笑)。
大阪へ行く機会があったら、またご連絡しますね!
コインの識別装置は径と重量感知だけだったような…。
500円玉は事ある毎に偽造されているし、仮に偽造されても少額硬貨なら被害も少ない?
何より菊花の入った50円玉は今の500円玉より格好良かった♪
実現されたら…
ここはきっと「朱鷺」でしょうな。(笑)
そちらは「合掌造り」か「鵜飼い」?
荒野の1ドル銀貨は?・・・
「一体、いくつあるんだろう?」って数えていたら、左のページで18個。
しかし、右のページは何度数えても、28個だとか、32個だとか、数が違っちゃう。。(笑)
んで、記事の下を見ていったら、50個!
それで、ハワイが飛び地になっている訳ね!?
数え終わっただけでも、鼻息荒く鳴っちゃうんだから、こんだけの種類を制覇しちゃったら、自慢~♪
ヤッタ、ヤッタ!
そ・・・そんなのあったんですか!びっくり~~。
>コインの識別装置は径と重量感知
なぁーるほどー!!それは納得です!
日本は500円コインなんてのがあるんですもんね。
アメリカでは、一番高価なコインでもせいぜい1ドルコイン。
たった20円程度の価値のコインを、頑張って偽装するなんてバカらしい・・・
って感覚ですよね。