普段は、“まったく!” と言ってイイほど食べない ラーメン 。
常日頃、TVや紙面やネットで話題に取り上げられているけど、なんだか興味が沸かなくて・・・。
一方、飲んだ後のラーメンは、脳の錯覚で炭水化物を欲すると思うと食べる気にならないし・・・。
んがしかし!!
このGW、観光の一環として、わざわざ “ラーメンを食べに行く” という事になろうとは。
事の発端は、相方の「ラーメン食いてー」という言葉。
んでは、ラーメンだけじゃなく、蔵造りでも有名な 喜多方 で、1泊してみよう!ということに。
とはいえ、喜多方に関してはあまり力を入れて事前調査をしていなかった自分。
さすがに前日になって 喜多方に1泊するのに何も情報なしじゃ、ヤバイかな?! ということで、
直前に本屋の観光雑誌でニワカ仕込み(汗)。
たっくさ~~~んラーメン屋さんがあって迷ってしまうから、
「できれば2軒くらい、食べ比べしたいね~」と言いつつ、最初に向かったのは、
極太という麺と、面白い店名で、なんとなく惹かれた 食堂なまえ 。
どちらかというと、喜多方の繁華街から外れてるけど、さすが観光日和。
すでにお客さんが外に並んでる。
とはいっても、回転も速い速い。
10分も待たずにお店に入ると・・・
「ちっちゃーーー!!」 な、店内。
とーっても狭い店内に、みっちりお客さんがつまってる~。
頼んだのは、このお店で一番打ち出している 極太手打ちラーメン 。
ほんとに太~~~い!! “うどん” みたい(笑)。
あーーーでも、ラーメン食べるの、本当にひっさびさだぁ~!!
思い返せば、前に食べたのは日本じゃなく、ニューヨーク滞在中の、ミツワの山頭火以来?!
これだけ久しぶりだと、けっこう美味しく感じるものなのね~。
・・・というより、この味わい自体、サッパリ醤油味で、脂っぽさも全然なく、好みの味わいかも。
2軒目はどこにしようか? と、おなかを空かせる為のウォーキングもかねて、
次のお店の見当をつけつつ、あちこち歩いていると。
なんだなんだ?! すごい行列だ~~~!!
行列の先は、どうやら、ものすごく有名らしい 坂内食堂 。
やっぱ「喜多方に来たら、ココは押さえるべき」 なお店なのかしらん?!
でも、素通りする我々・・・あまり興味が沸かず。
そして、何となく直感で、2軒目に入ることにしたのは 勝っつあん 。
行列はできてないものの、店内は小上がりにそこそこ人も入っている。
カウンターは常連さんが女将さんと和気藹々と語っていて、年季もあって、個人的には好みな雰囲気。
ココを選んだのは“なんとなく”ではあったけど、
その決め手みたいなポイントは “夜は一品料理も出てくる居酒屋になるラーメン屋さん” 。
中でも、餃子 が美味しそうだったんだぁ~。
この餃子は、夜の一品メニューの中から唯一お昼で頼めるおつまみ。
カリッカリで中はじゅ~しぃな餃子、こりゃービールが進みます。
ラーメンはさすがに半分でお願い。
醤油味で、さっきよりチョイ濃い感じ。
でも、美味しい♪
特別なものはなくて、フツーに美味しい。自分にとっては、またそれが新鮮。
お店には漫画や新聞も置いてあって、
小上がりの畳の上で、それを読みつつまった~りと休憩していると、
なにやら、オバチャン軍団が、どやどやと入店!
「あー、ここいいわね~!」
「ほんと!あんなに行列に並んだから、なんか疲れちゃった。」
「お店に入っても、せわしなくって、美味しいかどうかなんて、わかんなかったわよ。」
「誰よー、“並ぼう”って言った人。こっちの方が楽で全然いいわ~(笑)」
などなど、大声で言うオバチャマたちの言葉に、思わず、ぷぷっと笑ってしまった。
坂内食堂の、あの大行列にでも並んだんだろうか(笑)。
そんな体験者たちが言うんだから、
「2軒目に選んだこのお店、何気にビンゴだったかもね~~」 と、まったりする我々。
さてさて。
ラーメンだけじゃない喜多方を満喫すべく、次に向かうは、やっぱ酒蔵さん 。
観光地として頑張っている 清川醸造元 。
誰にでも開放している試飲も、なかなか面白い。
真ん中のは(中身と瓶と別)普通酒・・・なめてたけど、意外と大丈夫。
一番右は、東京の料亭で「銘柄の書かれていない日本酒」として、よく出しているんだとか。
面白いのは一番左の、黄色いお酒。
本当は、何かにブレンドする用に作っていた純米酒、でもタイミングが色々ずれて、
タンクごとほったらかしにしちゃったそう。
「今年はどんな味わいになっているんだろうな~?」って数年に一回味見していたところ、
今年、急に “ビンゴ!!” な味わいに変化してたとか。
キレのある、なかなかイイ味わいです。いや~~面白い。
清川醸造さんの左には、簡易的な、誰でも入れる蔵見学が広がっているのだけど、
そこにいた、じっちゃんが、個人的にヒット!
「どこからきなすった?東京から? はは・・・ここのどこがおもしろいんじゃ?」
って、いきなりそう来ますか(笑)。
「ワシらは、逆に東京に行きたいのに、今はココに県外からお客さんが来る、変じゃのー」
と喋りだした、おじいちゃんとの会話が止まらな~~い。
我々、しばし捕まってしまった。でも楽しい♪
そのおじいちゃんに、観光ポイントとしてオススメしてもらった西の方に行くと、
ここでも桜が満開だー!
桜自体はまだまだ小さいけど、こうして並んでいる光景はなかなか。
これからどんどん大きくなっていったら、立派な桜並木になるのかな。
さて。
いよいよ、喜多方での晩・・・でも、そのお店選びが、実は困難。
「夜のお店をどうするか?!」ということも、実はあまり考えていなかったのだ。
どうやら、喜多方という場所は、日帰りで行く人が多いから、夜のお店は少ないんだとか。
あったとしても、そういうお店は、いわゆるMAPに載っていて、思いっきり観光客向け。
個人的に、いまいちしっくり来ない~。
でも、しょうがないかなぁ・・・と、日中にお店を探しつつ歩いていた時、
観光客は素通りしそうな、何もない小路を発見していた。
日中はほとんどのお店が閉まってひっそりしていたけど、なんだか地元っぽい居酒屋が並んでいる。
そして 「ここだぁ!」 みたいな、第6感が働いたワケで。
夜になって再び行ってみると、なんだかイイ感じの赤提灯(笑)。
お店の名前は 居酒屋 和風 じゅげむ 。
ガラガラーっと引戸を開けると、まさに地元の常連さんたちが、
カウンターやテーブルに座っていて、とっても賑やか。
ぎりぎり2人分のカウンター席が空いていて、そこに座り込む我々。
亭主と女将さんの2人が切り盛りしている店内で、年季が入ってイイ感じ♪
おつまみも、刺身から焼物、揚物などいろいろ。
特別なものはないかもしれないけど、いいな、このフツーの地元の居酒屋っぽい感じ(笑)。
お通しの、根菜の煮物 が、しっかり煮込まれてて美味しい!しかもボリューム大!
この日も良い天気だったから、しっかり日中歩いて喉もカラカラ。
くぴー!と飲むビールが美味しい!
おつまみは、ホッケ焼き や 鶏もも唐揚げ などなど、フツーの居酒屋メニューを頼んだのだけど、
馬のもつ煮 なんて面白いものも。
ビールを空けたら、さっそくお燗。
銘柄は、喜多方の地酒を数種類から選べるみたいで 夢心 をチョイス。
東京では 奈良萬 で有名な酒蔵さんの地元銘柄なのだ。
女将さんに 「お猪口は2つ?」 と聞かれて 「イヤ、私だけだから1つでイイです。」と答える自分。
一方相方は「グレープフルーツサワー」と相変わらず。
そんなやりとりをしていると、カウンター隣でいい感じに酔っ払ってふざけあってる若いにーちゃんに、
「地元の人っすか?」と声をかけられるのだけど、
これをきっかけに我々も、そのグループに混ざって、盛り上がってしまうことに。
「東京から来たんですか?! すげーー俺もいきてー。」 と、酒蔵のじっちゃんと同じこと言ってる。
「ダンナさんより奥さんの方が強いっすよね?」 とーぜんっ。見てのとおり。
「なんで仙台出身(相方)と、名古屋出身(私)の人たちが、
こんな田舎のこんな居酒屋で一緒に飲んでるか、ワケらからんっっ!」 と、何度も同じツッコミ。
そして、ひたすら 「酒、強いっすね~。」 も連発。
にーちゃんたち曰く、
「ここらじゃ、女子はお酒はほとんど飲まんし、飲んだとしても弱いんすよ~~。」とな。
“みんな、地元の日本酒とか、飲まないんすか?”と聞いてみるも、
「えっと・・・見てのとおり、巨峰サワーで。」・・・はは、ダメだこりゃ(笑)。
ラーメンも、喜多方に住んでいると全然外で食べないんだとか。
「家で食べるのが普通で、なんで外のあんなにお店に人が並ぶか意味がわからん!」
ふーむ、確かにね~。
別に新婚じゃないのに、
「仙台と名古屋との結婚を祝って!えっと100円しか持ってねーけど、あげる!」
なんて酔っ払って何度も絡まれ、350円くらいもらっちゃった(笑)。
とにもかくにも、“あの”人見知りの激しい相方が、すっかり馴染んでくれちゃって、
地元のにーちゃんたちと、笑ったり話したり、酔っ払ってふざけあったりで、
ラーメン食べてた時よりも、充実した、すんごい楽しい一晩になったのでした~♪♪
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その土地の人と盛り上がれるのって、
みょうに楽しいもんです。
そして、その第6感たいしたもんです!
(妻も同じこと言ってます。)
喜多方ですよね、星さんの気合い純米酒も
味わってほしかったけど、楽しい思い出に
なったようで何よりです。
気合い空回りしてないよね?(笑)
「ぎょうれつ」 と 「きょうれつ」 は、同じ位にキツイお年頃なんで。
ところで、ダーリンは既に開花してるんじゃないかなー?
小生もダーリンが人見知りだなんて感じていないよ。
あの路地に昼間気づいて大成功でしたよ~。
やっぱ、土地が変われば人も習慣も全然変わるんですもんね~。
お互い「知らないことばかり」な話題で盛り上がって、
楽しかったです~。
でも、Tankさんとお話していた時は、
Tankさんの気配りある会話に、きっと相方もリラックスできたんだと思います♪
この時は、酔っ払って、もー「ガハハ!」って笑いまくってました(笑)。
美味しい純米酒は翌日に待っていたので、
この日は、こんな居酒屋で楽しい思い出ができてよかったです♪
どこへ行っても、最終的には楽しい飲み会になるっていうのは、さすがです。
ただ、地元のおにーちゃんたちは、まき子さんの飲みっぷりにびっくりしたでしょうね。そりゃ、350円あげたくなります。
きどってなくて、いいですよね~
表メニューはどこでもありがちなメニューだけど、
本当に地元だけの味ってこんな店の裏メニューにあったりするんですよね。
東京にはなかなかない地方色かもしれません(^^)
けど、東京もたまに恋しくなるんだよな~^^;
って読むワケじゃないですよね・・・?!(汗)
まぁでも、せっかく喜多方に来たんだし、と
1軒目は少し待ちましたが2軒目は、やっぱり並んでないお店へ。。。
違いはよくわかりません(笑)
オヤジさんの時も、相方はフツーでしたもんね。
確かに開花してるのかなぁ~~。
これまで、一緒に酒蔵なんて行かなかったのに、
今回は2つとも、しっかり付き合ってくれたし。
いやー夜は、とってもひっそりしていましたよ(笑)。
地元のみんなも、本当に面白かったです!
みんな優しいけど、お互いつっこみあったりして。
そして、徳利3本目を頼んだ時は、またみんな絶句してました(笑)。
きどってなくて、いいですよね~
ほんとに!
地元の方と一緒に行く観光客居酒屋だったら、
また色々紹介してもらえたりして楽しいかもしれませんが、
我々だけだったので、こうして地元の居酒屋で、
地元の人たちとカウンターでワイワイ盛り上がれて、
とーーっても楽しかったです♪
東京も良いけど、やっぱり私も地方に行くなら、
地方の方たちと盛り上がりたいな~って思います。
だから、ここでのカウンターの出会いはまさに!でした。
そのあとまた飲みにいけるなんて。。。
これだけは別腹なんですね・・(尊敬)
スーパーに行ったら、普通に大七が売っていたのも印象深い・・。
坂内を素通りしたのは大正解だと、私的には思います。並んで入ってあそこのチャーシューを食べたら、まっきーはもうラーメンが嫌いになっちゃうかもしれない・・・。
ラーメンって並ぶほど人気の有る食べ物なんだね。
蕎麦屋で2時間待ちとかはあんまり聞かないけど、地方だとあるのかな?
ここからまた仙台だもんねぇ 笑
相方殿も満足、マッキーも満足でバランスよく楽しむ感じだね!
東京って行きたい街なんだね。
そう言われるのは嬉しいかも!
350円・・・お賽銭か?! 笑
二軒目は、半分ラーメンと餃子を2人でわけました。
とはいえ、それでもおなかいっぱい。
夜のお店では、ワタシはひたすら飲みに徹しました。
だから、地元のにーちゃんたちにも
「酒、強いっすねー」と言われたのかも!?
http://shousuke.blog116.fc2.com/blog-entry-190.html
蔵も多く街並みは素敵でしたが、あまり泊まってみたいとは感じなかった記憶が。でも地方の町で地元の人の多い店で飲むのはいいですね~。
地元の人に「コンビニってどこら辺にありますか?」って聞いたら、
喜多方にはほとんどコンビニというものがなく、
リオン・ドールを薦められたよ(笑)。
坂内のあのチャーシューが有名なんだね~。
ラーメンの写真も見たけど、
麺が覆いかぶさるくらいのチャーシュー・・・
絶対に食べきれないよ~。
1時間半も高速ぶっ飛ばせば
行けるから。(いわきだけど)
目光最高だぜ!
旅先で地元の人と楽しく語れるのは醍醐味だよね。
相変わらず鼻が利くね!
他に見どころは…ほとんどないから、みんなラーメンを目指して行くんだと思います。
香川の讃岐うどんみたいな感じ?!
この後は仙台には戻らず、
いよいよ本命の庄内です♪
庄内に至っては、私が相方を連れ回した、って感じでしょか(笑)
何も知らないで、直感で選んだのですが、
なんとビンゴだったのですね。
良かったです~。
泊まるまでもないと思っていたんですが、
その後のスケジュールを考えると、
ここで泊まって時間つぶすしかなく…
でも、思いのほか、楽しい夜になったので、
これはこれでアリです♪
ぶっとばしても1時間半とは。
うちからだと、まず東京をぬけるのに時間かかっちゃうからなぁ~。
首都高だと、そんなに飛ばせないですし(涙)。
ミニラーメン3軒じゃないですよね?!?!
あの図体だけデカい相方ですら2軒でアップアップでした。
見知らぬ土地だからこそ、一期一会の出会いって大事ですよね~。
しかもお酒が入ると格別(笑)。
あのにーちゃんたちにまた会えることはないかもしれないけど、
記憶にはしっかり残るんだろうな、って思います。