やぶ久 に Zephyrus ゼフィルス @ やっぱスゴイ元住吉

ひょんな事で、同じモトスミ（元住吉）に住んでいることが分かったNさんと、
ロックな話で盛り上がった前回。

「洋楽カラオケ行きましょうよ～♪」

なんて話で締めくくったので、今度会う時はカラオケ行っちゃおう！ということに。
さらにさらに、Nさんの高校からのお友達も元住吉に住んでいるというので、その方もゼヒゼヒ。

「久しぶりに、“オマエ、どこに住んでんの？”なんて聞いたら同じモトスミで、びっくりしたよなー！」
なんてお2人、楽しそう♪　やっぱ同級生って大事ですよね。


さて。
楽しみなカラオケの前に、やっぱりいっちょ飲みに行きましょうか！

“カラオケに近いオズモール側で何か良いお店知ってる？”と、お店選びを任されて向かったのは
いつも昼酒＆蕎麦してる　そば由肆 やぶ久　。

ここは蕎麦屋さんだけど、おつまみがすんごい豊富なのだ。　お蕎麦だって普通に旨い。
Nさんに 「いつもここで昼から飲んでるんだっけ？しかも1人で？！」 と突っ込まれる。
は～い♪もし良かったら、今度一緒に昼から飲みます？（笑）


久しぶりに夜に訪れたけど、
和の要素を取り入れつつもモダンな雰囲気が、淡い光に照らされて、これもいいなぁ～。


まずは初対面のNさんのお友達shingoさんと、色々自己紹介。

すると、びっくりびっくり！
朝は自分のオフィスの隣ビルでお仕事してたんですね！！！

以前役者をやっていて、そして今はナレーションや朗読、声優をやっているshingoさんの声は、
さすが・・・聞いてるだけで、ホレボレする～～。（「とくダネ」　を、いつも見てる人は聞いてるハズ）

それに、Nさんだって、ダンディな深い響く声の持ち主。
・・・こんな2人を前にして、私、カラオケなんて行ったら、すんごいショボイ娘になってしまう（汗）。

えーい！こうなったら、飲んでおくぞー！（←だからといって、何も解決するワケではない）


おつまみは、本当にいっぱいあって、「ここ、蕎麦屋？居酒屋？」

生桜海老のかき揚げ  旬の時期は終わってるけど、パリッパリで風味があって、美味しい～。

以前食べて、すごい美味しかった 鶏焼き　。蕎麦屋さん独特の秘伝のかえしを使っているんだとか。


五目あんかけ・・・って、なかなか蕎麦屋で見ないよなぁ。でもウマイのだ。


海のものも豊富。ホタテのバター焼き　に　写真にはないけど 鮪刺身 も。



3人でワイワイ会話に盛り上がり、久しぶりに鳥肌が立つお話も。

故郷は柏崎というお2人。
今は“静かに暮らしたい”と言っているという、日本では超有名人になってしまった同級生を、
「おい、蓮池！」と呼べる仲だそうで。。。それだけでも「ええ？！？！？！」なのに。

その頃の・・・北朝鮮の拉致が始まった頃の、リアルな地元の話を聞いていると、
““ぞおおぉぉぉぉぉぉぉ・・・””

ニュースを見て、北朝鮮に怒りを感じながら、拉致被害者に同情してみても、
“自分とは縁遠い世界・・・”と、どこかヒトゴトのように思っていたあの事件が、
こんなに身近に感じることができてしまった。。。

お2人に感謝というか、なんというか・・・
やっぱり自分て、なんて平和ボケしてるんだろう、と思ってしまう。

とにもかくにも、shingoさん・・・まぢで、彼女に感謝ですよ～～(>_<)！！


あまりにも濃ゆい話で、ついつい忘れてしまいそうだけど、ちゃんと日本酒も2種類いただく。

小左衛門　と　会津娘  を、それぞれお燗と冷やと飲み比べ。
お燗は、湯燗徳利に入れてくれるので、自分で好きな温度に。


さて！
じゃ、そろそろ次のお店に行きますか！

ということで、〆のお蕎麦。

やぶ久さんでは、普通サイズの他に、こうやって飲んでるお客さんのため？に、「小」がある。
自分が頼んだのは　辛味せいろ小 。普通サイズだと、これが2段になります。


そうして、お腹いっぱいになって向かったのは・・・

カラオケではなく。

やぶ久で、ビートルズのレコード盤の話で盛り上がっていた時だろうか。
「すごい良い音響でリクエストした曲をレコード出してくれるお店がすぐ近くにあってね。」
「あー！そこ！OPENしたときから気になってて、まだ行ったことないんです！」

と、その気になるお店に、カラオケから進路変更しまして。
Zephyrus という、これもモトスミ駅前すぐのお店に、行ってみることに。

zephyrus 日本語でゼフィルスとは、コバルトブルーのような色のシジミ蝶の一種なのだけど、
その語源は ギリシャ神話の西風の神 ゼピュロス なんだとか。

アメリカに行く前、このお店がOPENする数日前から存在は知っていて、
「お？！ナンだろう？BARかなぁ～。雰囲気良さそうだな～。でもAudio？Lounge？」と思っていた。

扉を開けて、地下へ続く階段を下りていくと・・・その意味がわかりましたー！！

数席あるだけのカウンターに、4～6人掛けの小上がりが1つだけの小さな店内には、
どどーん！と、見たことも無いようなスピーカーに、見たことも無いような機械。

すごい！！まったく知らない自分でも、この存在感は圧巻！！

これ、真空管アンプ と言うんだそう。
尖がった電球のようなものが、いっぱい機械に刺さってて（超素人な表現でごめんなさい（汗））
それが、低音用とか高音用とか、いろいろあるのだ。

特徴は まさに音質の良さ　と、太鼓判を押す、Nさんにshingoさん。
それは、入った時から流れている曲が、
こんな大きなスピーカーから、骨の髄まで、じ～～んと伝わってくることからワカル。


それに、マスターがまた良いキャラなのだ。（↑写真）
音にとことん拘り、昔の名曲を愛し、レコードを愛し・・・。

整然とレコードが詰められている棚、自分から見たら、何がどこにあるかサッパリ状態なのに
「触ってもいいですか？」と聞くと、
「えぇ、でも元にあった所に戻してくださいね」という言葉からも、どれだけ“好きか”が伝わってくる。


Nさんが、「あー、これだよこれ！」　と、目をキラキラさせながら、棚から嬉しそうに取り出したレコード。

すんご～～い年季の入りよう！な サイモン＆ガーファンクル のレコード。
CDが出来る前って、本当にこういうジャケットって想いがこもってたんだろうなぁ。


2人のロックミュージックな青春時代の話を伺ったり、こんなビートルズの名盤を聴きつつ、
ジャケットを眺めて感動しつつ、思ったこと。

CDやMP3やiPotで音楽が身近になった現代、それはそれで良いかもしれないけれど、
一枚のレコードを大事に何度も何度も聴いていた時代の方が、心豊かだったのではないか。。。

きっとそれは、「便利になってしまった今」となっては、得ることのできない贅沢。。。
でも、そんな心休まる贅沢ができる貴重な空間が、ここ、モトスミにあるとは。

やっぱし侮れません、モトスミ。


そして、とにもかくにも、
本当に面白い話をいっぱ～～い聞けて、とっても楽しかった！
そして、お2人のお陰で、また自分の知らない領域がドンドン広がっていきそう。
貴重な出会いをありがとうございました♪


[そば由肆　やぶ久]
神奈川県川崎市中原区木月７４１
044-433-5588
11:30～15:00（平日のみ）
17:30～22:00（ＬＯ　21:30）
定休日：木曜日

[Zephyrus (ゼフィルス)]
神奈川県川崎市中原区木月１-２４-４
044-422-9590