せっかくのまとまった休み、飛行機にでも乗って遠出したいけど、
さすがGWともなると、空席もほとんどないし、なぜにこんなに金額が高くなるんだか(>_<)。
それに比べて、高速道路は相変わらず1000円。
ガソリンは高いけど、それでもまだ自分たちの車で行く方がマシか?!
ということで、渋滞覚悟でどっか遠出する事になった時、
たぶん日本の地理感覚をよく分かっていないであろう相方が、「北陸ってどうなのよ?」と。
その瞬間、ピーーーん! と来た自分。
越前 だ…そうだ、そうしよう!! というか、あそこしかない!
と、とあるピンポイントを思い出した自分。
ちなみに、言いだしっぺなのに 「越前…ってどこ?」 という相方(笑)に、
「越前蟹でしょー、甘エビでしょー、ヒラメに鯛でしょー、温泉もあるし、日の入が日本海から見えるよ!」
と、良い事尽くしな事を言って盛り上げておく。
というのも、自宅からそこまでデフォルトで 7時間 も運転しないといけない事が、この後に発覚するワケで。
当然、盛り上がっちゃってる分、引っ込みがつかなくなったようだ、むふふ。
とはいえ、どんなに早朝に起きても距離が長い分、
ヘビーな渋滞ポイントに、1つだけじゃなく複数ぶつかるのは必須。
それを極力避けるべく、夜の22時から夜通し運転で高速道路を突破することに。
渋滞ポイントをクリアしつつ、仮眠しつつ・・・
そうして向かった目的地は、実は以前も行ったことのある、越前海岸沿いの宿なのだ。
そこは昔から “グルメな祖母” が知ってる宿で、「中でも越前蟹がやたら美味しくてなぁ!」と。
でも年老いて足腰も悪くなり、ツアー旅行ができなくなったおばあちゃんを、
まだ大学生の頃、帰省した時に、実家からドライブがてら連れて行ってあげた事がある。
そこで食べた蟹と魚料理があまりにも美味しかったのと、部屋から見える海に沈む夕陽の光景が未だ忘れられず、
いつかまた行きたい…と思っていたのだ。
だから、最初に "ピーーん!" ときたワケで、どうしても、その宿に行きたくなってしまった。
それが、樽海 さん。ハイ、ココです(笑)。
相方、開口一番 「はぁ?!ここ?このドライブインみたいなとこの、どこに泊まるの?」
事前に、あんなに
「見た目は、“え?!” って思うくらい、萎びた感じだからね。」 と言ってたのに、この反応(笑)。
そう・・・確かに海岸の道路沿いから見ると思いっきりドライブイン、しかも駐車場がガラ~ンだと、ちょっと入りづらい。
向かって左側には、蟹とか海産物のお土産売り場。
今は越前蟹の時期が終わっちゃったから、ちょっと寂しげな感じ。
でも、ただのドライブインと違うのは、ちゃんと生簀があったりするのだ。
向かって右側の建物が、食堂 兼 宿。
道路沿いの1Fは、宿泊しないお客さんの用の食堂 兼 厨房があるのだけど、
確かにこの風貌は、知らなかったら素通りしちゃうかも?!
でも、この日は、ほぼ満室だったらしく、この後、駐車場は車でいっぱいに。
で、どこが泊る場所なのかというと、この地下。
地下・・・というより、海沿いの岸壁に建てられた建物、というのだろうか。
だから、全室、オーシャンビュー♪
この日は、一応晴れてたんだけど、黄砂で曇ってるなぁ~~~。
待ち遠しい夜の魚介の舞いの前は、こんな越前海岸をぷらぷらお散歩。
樽海さんの目の前には、足見滝
宿でチケットをもらって、近くの温泉 波の華 へGO~♪
夜通し運転が、ちょっとカラダに来てるのか、ここでまたしばし、Zzzzzz・・・
温泉上がりのこれがまたキモチ良い(笑)。
海水浴場は、人口の砂浜なのかな? でも、海水は、ほんっとにキレイ!
この日はポカポカ陽気だったので、脚だけでも突っ込んじゃえ~。
とやったら、めっちゃ・・・づべだい"~~~(>_<)!
釣りしてる人もいっぱいいるなぁ。
今の時期、こういう防波堤からは、何が釣れるんだろう???
これこれ、こういう岩場に、ざっぱ~ん!って波がぶつかる光景って、いかにも日本海。
ちょっと車を走らせて 呼鳥門 へ。
なんてことはない、礫岩でできた洞穴のことだけど・・・
夕陽が沈んでいくにつれ、なんだか良い雰囲気に。
なんか、龍の頭っぽくない?! (穴が目)
と、日の入りが近くなってきた=夕飯の時間が迫ってきたので、宿へ戻ろう!
夕飯を食べつつ、夕陽の沈むのを見るのが楽しみなのだ。
部屋へ戻る階段から丸見えの厨房をチラっと見ると、どうやら刺し盛りを作っている最中。
うあ~~~!!すうんごいボリューム!
4人家族とか大人数用の刺し盛りなんだろうなぁ。
・・・と思っていたのだけど。
2人だけの我々の部屋に登場したのは・・・
どどーーーーーーん!!!
「うおおお、すげぇ!!!」 と、思わず2人で歓声をあげてしまう、この盛りっぷり(笑)。
メインは鯛。 この顔、デカイ~~~!!
他にも、甘エビ、車エビ、ヒラメ、エンガワ、カツオ、マグロ、カジキ、アジ、ヤリイカ、ツブ貝などなど。
越前蟹は11月~3月までらしいので出てこないかなぁ?と思ってたけど、ボイルで出してくれた!
身は相方にあげて、自分は 蟹味噌 をいただき~!
しっかし、この量・・・真鯛塩焼きも追加され、2人で食べきれるかね~♪
なんて言いながら、ほくほくしていると・・・
さらに、煮付けとカレイ揚げが!!
うわ~~い! カレイの丸ごと唐揚げ、骨までバリバリ食べれて大好きなのだ。
というワケで、さらに増殖して、テーブルはもう魚たちの舞いだらけ。
お刺身は、こりっこりな鯛やヒラメの美味しさはもちろんなのだけど、
不思議なことに? 日本海側なのに、初鰹 が、めっちゃウマイ。
もっちりしてて、これは鰹の嫌いな相方でも食べられるんじゃない?と思うくらい。
(でも、ヤツは食べなかった・・・)
相方が嫌いで、「ラッキー!じゃ、それ頂戴♪」 と、2人分もらってホクホクなのが天然岩もずく 。
ぬるっとしてるだけじゃなくて、しゃくしゃくした歯ごたえが、すんごいイイ!
これも越前ならではの天然ものだよなぁ。
お酒は、瓶ビールが、アサヒかキリンを選べる。
日本酒は・・・
「熱燗2合ください」 と言っただけで(笑)。中身は問いません・・・。
さてさて、魚たちの舞いを楽しんでいると、いよいよ日の入。
部屋から、じわじわ沈んでいく夕陽を見る。。。
太陽が海に沈んでいくのって、山とか建物に沈んでいくのとは、また全然印象が違う。
すごい綺麗・・・と思うのと同時に、なんで、こんな切ない気持ちになるんだろう。
「消えていかないで・・・」っていう気持、とでも言うんだろうか。
でも大丈夫、また明日、太陽は昇る。
新しい朝に向けて・・・
とりあえず、今夜は飲んで食うぞー!(笑)
(なんてゲンキンな)
[ 樽海 ]
福井県福井市浜北山町1号2番地
TEL 0776-89-231
HP:http://www.echizen-tarumi.jp/
ペットボトルじゃなくても、
宿泊客は部屋食なので、
一升瓶をリュックに忍ばせておいても大丈夫なんで…
って、え、いや、その…。
あはははははは。
福井は若狭も行きたかったんですが、
時間がなくなっちゃって、
奥越前~九頭竜湖を観光しました♪
ペットボトルに忍ばせたおちゃけを
とっくりに入れて、飲んだのかなあ(笑)
なつかしい田舎の風景で、なかなか
帰省できないこともあり、ありがとう
ございました。
しかもボロイ(笑)!
でも、知る人ぞ知るんですね~。
さすがGWなのか、この後、駐車場は宿泊客の車でいっぱいに。
こんな美味しい宿をおばあちゃんに教えてもらって
ホントに良かったです。
私も旅館とか民宿、大好きです♪
でも、酒蔵巡りの時なんかは「泊るだけでバタンキュー」なので、
駅前の安いホテルをとっちゃったりします・・・。
どっからどう見てもドライブイン! 笑
でも、こう言った所に美味い宿有りだよね!
地方に行って一番泊まりたくないのが安いホテル。
元々ホテルはあんまり好きじゃないのもあるけどね。
旅館と民宿の方が好き。
まぁ、海の幸が豊富なのは写真を見れば一目瞭然って所でしょうか?!
このあとは美濃に行くのです~~
越中島→越前ですので次回は越後でしょうか?(笑)
川崎から宇佐まで車で・・・
ままままぢっすか(汗)!!
すご~~~おい!
我々、東北一周旅行はしたことあるものの、
やっぱり所々で宿をとってましたし、
今回も帰りは、ハブとして実家に寄りました。
USAでも夕陽が見れるのですね。
ほんと、USAに行きたい気持が膨れ上がっております。
それがどこかに行っちゃって(汗)。
でも、聞いたことのない地元の銘柄でした~。
本醸造だと思うんですが、
それでもなかなか美味しかったです♪
パック酒ではない!と(笑)。
日本海ってホントに独特、、というか、
小さな島国でも、日本海側と太平洋側とで、
全然違うんですもんね。
「ざっぱ~ん!」って自然の波の音がイイですね。
一晩、ずっと聞いてたんですが、
だんだんとその音が心地よくなってきて・・・
曲かぁ・・・なんか私にとって、
海って曲にし辛いんです~。
刺身だけにとどまらず、煮付け、から揚げ
食べてみたいよーー
日本海に沈む夕日は見事ですね!!!
USAの近くの真玉海岸の夕日もきれいだけど
日本海と瀬戸内海では・・・
川崎から北陸までのドライブはまだまだ近距離???
その昔、川崎からUSAまでよく来るまで帰っていたよ・・・
と思わず手が出ちゃいますよ。うまそう~
日本海はまた独特ですね~
こういうとこで
日本酒の銘柄言うは野暮って
雰囲気なんとかしたいものだなあ。
蟹味噌とエア弁天娘、鰹刺とエア日置・・・
いっぱい食べて来てね~♪