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まっかちゃんのブログ

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THE COVE [ザ・コーヴ]

2010-07-10 23:41:05 | 映画
第七藝術劇場で話題のアメリカ映画「THE COVE ザ・コーヴ」を鑑賞しました。和歌山県太地町の入り江(コーヴ)で行われているイルカ漁を撮影したドキュメンタリーです。平日昼間の観客の入りは20名足らずですが、話題作ということ(また土曜日ということ?)で96席はほぼ埋まりました。

「古式捕鯨発祥の地」とされる太地町で行われているイルカ追い込み漁を批判的に描いています。撮影は隠し撮りで行われました。鑑賞しながら嫌悪感を感じたのは、水産庁や警察官、漁民を徹底的に悪役として描いていることです。関係ないのに、築地市場でマグロが並べられた映像が映し出されていました。また、イルカ肉に含まれる水銀の健康問題についても、水俣病の映像を入れていました。プロバガンダの映画としては良くできています。それ故に、映画を観た人びとが、作り手の主張を鵜呑みにする恐れがあります。

太地町の関係者は上映中止を訴えるのでなく、映画の内容に捏造や恣意的な編集があれば、事実に基づいて正々堂々と反論すべきだと思います。詳細は[こちら]をご覧下さい。

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<道楽>はなぜ貶められたのか

2010-07-10 19:37:42 | 社会・経済
9日、立命館大阪オフィス主催の「木津川 計/生活文化講座」第2回「<道楽>はなぜ貶められたのか-<道楽>が人生に根付いてこそ-」を受講しました。

「しゃかりきに働く」「足を洗う」「出世」「冗談」などは仏教語が日常化した。「増長」「伝法」「夜叉」「人」などは仏教語が逆な意味に使われるようになった。「道楽」は仏教語で、意味は「仏道修行によって得たさとりのたのしみ。法悦の境界」である。しかし、現在では「酒色・博打などの遊興にふけること。放蕩。遊蕩」の意味で使われることが多い。

なぜ意味の反転が起こったのか? それは、政治の指導原理が仏教から儒教(学)へ転換したからである。仏教は慈悲の心であるが、儒教的理念は身分制度をつくりあげた。士農工商、上士下士、身分制秩序、主従の道、女性差別などである。

明治時代に「脱亜入欧」を目指し、立身出世主義を鼓吹し、「道楽」を悪徳視した。福沢諭吉も「才力さえあれば、立身出世勝手次第」と述べている。あおげば尊し歌詞の二番に「身をたて、名をあげ、やよ はげめよ」とある。故郷の歌詩の三番は「故郷へ錦を飾る」プレッシャーとなり、村の鍛冶屋の歌詞の一番は勤労の美徳を賞賛している。

今こそ<道楽>復権を! 人間が「道楽」に生きる道には二通りがある。「道を楽しむ」生き方と「道を楽にする」生き方の二つである。勤労の美徳に慣らされてきた私たちに必要である。自己目的の「道を楽しむ」人たちが、他者目的の「道を楽にする」生き方にもかかわり、献身するという構図、もちろん逆の、「道を楽にする」生き方の人物が「道を楽しむ」名人であることがはるかに望ましい。
 詳細は[こちら]をご覧下さい。
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