落語文化への誘い

現在、相愛大学公開授業「落語文化への誘い～大阪・芸能・生活とともに～」を受講しています。９月１５日から来年１月１９日まで週一回講義が行われます。本授業は学生だけでなく一般受講者も受講しています。

日本仏教は日本文化の母体であるとともに、日本の芸能の源泉です。芸能の発生は、宗教儀礼と密接な関係にあります。この講義は日本仏教の説教と落語に通底している領域を探ろうとするものです。

人文学部教授の釈徹宗さんと桂春團治一門の桂春之輔さんや春雨さんその他が講師を務めます。

大阪の地域特性とその課題

１７日、立命館大阪キャンパスで、立命館プロムナードセミナー「大阪・京都文化講座『大阪・京都の風土と景観』」の第１回を受講しました。「大阪の地域特性とその課題」と題して、大阪大学文学研究科・人文地理学教室教授の堤研二さんが講義しました。概要は以下の通りです。

１、統計データで見る大阪の地域特性
　1)人口関係データについて　2)その他の社会データについて　3)地域課題について

２、千里ニュータウンの地域問題
　1)一部の人による別名「千里オールドタウン」　2)人口の減少と高齢化→局地的には過疎地域と同じような現象が見られる　3)ソーシャル・キャピタルを利用した生活の活性化方策→ローカル・ナレッジ　4)住民組織による様々な取り組み

３、過疎地域から学ぶこと
　1)就労、医療、教育、生きがい　2)地域調べ、地域再認識、いまある財産は何か？　3)ソーシャル・キャピタルとしての社会紐帯　4)地域社会の役割、行政の役割

４、残された課題
　1)地域の実態を知るために：統計、実態調査、分析、検証　2)現在～近未来の問題：高齢化、人口現象、経済不況のほか、社会の分断・縮小など