『 夏雲の最後の蠢き 』
河津 米子さん 撮影
今日は久しぶりに青空で涼しく爽やかな日だった。10人の方が集まった。
もうすっかりコロナ対応ピンポンにも慣れたようで、段取りも片付けにも
皆で淀みがない。一寸力を入れて打つと軽く汗ばんで快い。
世間はシルバーウイークとやらで4連休の最終日だ。
昨夜の高速道路の上り、新幹線、航空便などは昨年を思わす混雑だったようだ。
人間というのは、何と動くことや移動するのが好きなのかと思ってしまう。
人類の元祖は放浪民族とかジプシーのような形だったというのが頷けるようだ。
少なくとも太古の昔は、水と食料を求めての放浪生活であって、やがて定住する
ようになっても潜在意識にその移動しなければならないという本能が残ったの
かも知れない。昔は食べ物を求めて、今では非日常と享楽を求めて。
渋谷も原宿も浅草も、横浜球場もドームも、レストランも居酒屋も、すっかり
活気を取り戻したようだ。それはそれで何故かほっとする気もするけれど。
行政の方針がそうなのだからとは思うが,所詮は人間は命より経済とか生きる
ための豊かな生活の方が大事なことのようだ。2週間後にはどうなっている
だろうと思ってしまう。大感染で、経済豊かな生活に戻る前に死んでいたなんて
ことにならないように、野原を彷徨っていた人間の子孫の一員として祈らずには
いられない。