『 庭の小さな花シリーズー1/10 』
13日に内閣を一新して改革を図りたいと首相がコメントした。
それは大いに結構、大賛成だ。今度こそまともな人選でと期待を抱く。
しかし麻生副総理は留任を前提としてという説明で途端に期待は萎んでしまう。
麻生氏を組閣の前から留任の前提では、基本的に一新なんてとても出来るものでは
ないだろうか。相変わらず派閥の配分、古参議員の順番大臣では人材不足でしっかり
した内閣などが出来るとは思えない。
副総理にしておかなければならない政治的な力学があるのだろうが、彼がいないと
他派閥や不満分子を抑えられないのかと思うと何とも情けない。
この間の台湾での発言然り、今まで様々な失言、暴言には、今やいかに無能で害
ばかりかというのは周知のことであるのに、国民の見えないところで力や存在感が
あるのだろう。
他のどうしようもない議員のように何もしないならまだしも、出たがり、目立ちたがり
威張りたがりで己は大物政治家と信じ切っているような言動は笑いのネタのようだが、
内閣には何のメリットもなく、場合によっては足を引っ張りかねない危うさがある。
首相が何の衒いも躊躇もなく留任を打ち出すのは、首相の弱さと留任させないと組閣人事が
出来ないという旧態依然とした派閥政治から一歩も進んでいないという証明みたいなものだ。
岸田首相でも改革はできないようだ。脱派閥の真の政治家で実力首相が出現して(今の組織では
難しいだろうが)、害になる古参や大物とか秋本議員のような多く見かける悪徳議員を切り捨
てる勇気のある政治の出来る英雄の出現を期待したい。