『 私の夕食は毎日こんなもんだ!』
もしそうだったら、私の糖尿はもっと悪くなっていただろうし、
もっと醜くぶよぶよと太っていただろう。本当にいつもの食事で
丁度良いのだ。有難いことである。
でも口には出さぬがもうちょっとだけしょっぱい方が良いけれど。
今日は12人だった。天気が良くなって暑くなった。ちょっとやった
だけなのに汗をかいた。鳥居さんが帰られた後のダブルはやはり今日も
休みなしになって疲れ切った。3戦やって申し訳ないがギブアップで
代わって貰った。でも楽しい3時間だった。
数日前に、先週のピンポン以来一歩も外に出ていないので、さすがに
それではならじとごく近所のローソン迄ゆっくり歩いて行った。
無理にワンカップとつまみとを買う用事を作ってのことだったが。
帰りに顔見知りの店員さん(古い馴染みで数年前には何度か絵の展覧会に
来てくれたことがある)に、「やっと涼しくなりましたね」で始まり
「今日は自転車ですか?」『いや、歩き!』「そう!転ばぬ様に気を付けて帰ってね」
と言われて思わずにっこり笑って『有り難う!』と言って店を出た。
店を出てから気が付いたのだが、「はて、自分はそんなに年寄りにみえるのか!」
という事だった。滅多に会わない人がそう言うのだから心に響いた。
私は何ともうらぶれて身なりも風貌も歩く姿勢も仕草も会話でも、そんなに薄汚い哀れな
老人に人様からは見えるのかと、複雑な気持ちに襲われてトボトボ,ふらつきながらやっと
家に帰って来た。 疲れた。
明日からは、毎朝顔を洗って髭は剃りクリームでもつけて、残り少ない髪にもたまには櫛を
通して、身なりもこざっぱりした自分に似合うものにして、ズボンのフアスナーを閉め忘れる
ことなどなくして、そしてせめて週に3000歩は歩くのをノルマにしようと誓うのだった。