「 楽しい日々 」
そんなキーちゃんとの平和で楽しい生活が突然暗転した。
前夜までいつもの通りTVを見ながら一緒に遊び過ごしていた。
翌朝のこと、いつもの様に声を掛けたが返事がない。籠の中で水入れに留まった
まま動かない。声を掛けても返事がない。
これは大変と丁度在宅勤務だった息子にすぐ医者に連れて行って貰った。
やがて帰ってきたがもうぐったりしている。呼びかけに反応しない。
1日に3回投与というクスリを貰ってきた。レントゲンやら様々な検査をしたが、
肝臓の腫れの為だろうと言う診断だった。このままだとあと2~3日かと言われて
きたらしい。
鳥は最後まで元気に頑張って、パタンという事が多いらしい。それだけに哀れだ。
キーちゃん頑張れと何度も声を掛けたが虚しい。
私は歯科の予約が(12時に)あったので出掛けた。終わって家に戻るのが怖かったし
心配だったが思い切って勢いよく玄関の戸を開けた。しかし鳴き声は聞こえなかった。
恐る恐る家人の顔を見たら「駄目だった」と言う。目を開けたままで何時もと同じ姿だった。
前夜まであんなに元気だったのにと呆然として信じられない気持ちだった。
涙で視界が滲んでキーちゃんが何度も動きだした様に見えた。
どんな動物でも可愛いいものだが、これがあるから辛い。生者必滅とは言え哀しいものだ。
年老いてからのペットロスは余計応える様な気がする。
この辛さがあるのだからもう動物は飼うまいと思うのだが、この寂しさはどうすれば良い
のだろう。自分より確実に長生きするのを飼うしかないのだろうか。
庭の池に居る2匹の大きな亀さんは長生きしそうだが…。
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